クラスタを作成したあとでアドミッション コントロールを構成して、仮想マシンが可用性の制約に違反した場合、その仮想マシンを開始できるかどうかを指定できます。指定した台数のホストに配置された実行中の仮想マシンすべてでフェイルオーバーができるように、クラスタはリソースを予約します。
アドミッション コントロール ページは、vSphere HA を有効にした場合のみ表示されます。
手順
- vSphere Clientで、vSphere HA クラスタに移動して参照します。
- [設定] タブをクリックします。
- [vSphere の可用性] を選択し、[編集] をクリックします。
- [アドミッション コントロール] をクリックして構成オプションを表示します。
- [クラスタで許容するホスト障害] で数値を選択します。これは、クラスタがリカバリできる、または確実にフェイルオーバーを行うホスト障害の最大数を示します。
- [ホストのフェイルオーバー キャパシティの定義基準] のオプションを選択します。
オプション |
説明 |
クラスタ リソースの割合 (%) |
フェイルオーバーをサポートする予備キャパシティとして予約する、クラスタの CPU およびメモリ リソースの割合を指定します。 |
スロット ポリシー (パワーオン状態の仮想マシン) |
パワーオンされたすべての仮想マシンに対応できる、または、固定サイズのスロット サイズ ポリシーを選択します。また、複数のスロットを必要とする仮想マシンの台数を計算することもできます。 |
専用フェイルオーバー ホスト |
フェイルオーバー処理に使用するホストを選択します。デフォルトのフェイルオーバー ホストに十分なリソースがない場合でも、フェイルオーバー処理はクラスタ内の他のホストで実行できます。 |
無効 |
このオプションは、アドミッション コントロールを無効化し、可用性の制約に違反する仮想マシンのパワーオンを許可する場合に選択します。 |
- [仮想マシンで許容するパフォーマンス低下] の割合を設定します。
この設定により、障害発生時にクラスタ内の仮想マシンに許容されるパフォーマンス低下の割合が決まります。
- [OK] をクリックします。
結果
アドミッション コントロールの設定が有効になります。