他のユーザーが環境内で実行した操作によって生じた最近のタスクとアラームをライブ更新するように vSphere Web Client を構成できます。
vSphere Web Client で、他のユーザーによって起動されたタスクとそれらのタスクによって生じたアラームが表示されるのは、仕様では、vSphere Web Client が手動で更新されたときのみです。他のユーザーによって起動されたタスクを表示したり、他のユーザーのアクションによって生成されたアラームを監視する必要がある場合は、次の手順を実行します。
手順
結果
複数の vCenter Server システムが同一の vCenter Server Single Sign-On ドメインに接続されている環境では、ライブ更新するように構成された vSphere Web Client に、ドメイン内のすべての vCenter Server インスタンスの最近のタスクとアラームが表示されます。ただし、異なる vSphere Web Client にログインすると、vCenter Server Single Sign-On ドメイン内のどの vCenter Server システムについても、最近のタスクまたはアラームのライブ更新が表示されなくなります。
例
次の例では、2 つの vCenter Server インスタンス(A と B)が同じ vCenter Server Single Sign-On ドメインに接続しています。各 vCenter Server インスタンスに、vSphere Web Client インスタンスがインストールされています。
https://hostnameA/vsphere-client/ を使用して、vSphere Web Client A にログインします。
https://hostnameB/vsphere-client/ を使用して、vSphere Web Client B にログインします。
vSphere Web Client A で最近のタスクとアラームのライブ更新を有効にして、ログアウトします。
- https://hostnameA/vsphere-client/ から vSphere Web Client A にログインします。[最近のタスク] または [アラーム] ポートレットにそれぞれ、最近のタスクまたはアラームは表示されません。
- https://hostnameA:9443/vsphere-client/ から vSphere Web Client A にログインします。vCenter Server Single-Sign On ドメイン内の両方の vCenter Server システム上で現在操作を実行しているすべてのユーザーについて、最近のタスクとアラームのライブ更新が表示されます。
- https://hostnameB/vsphere-client/ から vSphere Web Client B にログインします。vCenter Server システム A または vCenter Server システム B 上で実行する操作についてのみ、最近のタスクとアラームが表示されます。vSphere Web Client B を手動で更新すると初めて、vCenter Server システム A および vCenter Server システム B で他のユーザーによって実行された操作の結果生じた最新のタスクとアラームが表示されます。