バージョン 6.x の vSphere Distributed Switch を以降のバージョンにアップグレードできます。アップグレードを行うと、新しいバージョンでしか備えていない機能を Distributed Switch で活用できるようになります。

Distributed Switch のアップグレードにより、スイッチに接続されているホストおよび仮想マシンで短いダウンタイムが発生することがあります。詳細については、KB 52621 を参照してください。

注:

アップグレードが失敗したときに仮想マシンおよび VMkernel アダプタの接続を復元できるようにするには、Distributed Switch の構成をバックアップします。

正常にアップグレードされなかった場合に、そのポート グループと接続されたホストを持つスイッチを再作成するには、スイッチ構成ファイルをインポートします。vSphere Distributed Switch 構成のエクスポートおよびvSphere Distributed Switch 構成のインポートを参照してください。

前提条件

  • vCenter Serverをバージョン 6.7 にアップグレードします。
  • Distributed Switch に接続されたすべてのホストを ESXi6.7 にアップグレードします。

手順

  1. vSphere Web Client で、Distributed Switch に移動します。
  2. Distributed Switch を右クリックして、[アップグレード] > [Distributed Switch のアップグレード] を選択します。
  3. スイッチをアップグレードする vSphere Distributed Switch のバージョンを選択し、[次へ] をクリックします。
    オプション 説明
    バージョン 6.6.0 ESXiバージョン 6.7 以降と互換性があります。
    バージョン 6.5.0 ESXiバージョン 6.5 以降と互換性があります。それ以降の vSphere Distributed Switch のバージョンでリリースされた機能はサポートされていません。
    バージョン 6.0.0 ESXi6.0 以降と互換性があります。それ以降の vSphere Distributed Switch のバージョンでリリースされた機能はサポートされていません。
  4. ホストの互換性を確認し、[次へ] をクリックします。
    Distributed Switch に接続されている ESXiインスタンスの一部は、選択したターゲット バージョンとの互換性がない可能性があります。互換性のないホストをアップグレードまたは削除するか、Distributed Switch の別のアップグレード バージョンを選択します。
  5. アップグレードの構成を行い、[終了] をクリックします。
    注意: vSphere Distributed Switch は、いったんアップグレードを行うと前のバージョンに戻せません。また、スイッチの新しいバージョンよりも前のバージョンを実行する ESXiホストは追加できません。