さまざまなタイプの NUMA アーキテクチャでリソース管理を行うことができます。

マルチコア システムが広く普及したことにより、NUMA アーキテクチャの人気は一層高まりつつあります。このアーキテクチャが、メモリを多用するワークロードのパフォーマンスを強化できることがその理由です。最近の Intel および AMD のシステムには、いずれも NUMA サポートがプロセッサに組み込まれています。さらに、IBM Enterprise X アーキテクチャなどの従来の NUMA システムもあり、これらでは Intel および AMD のプロセッサが、専用のチップセット サポートを備えた NUMA の動作で拡張されます。

通常、NUMA の動作は BIOS 設定を使用して有効または無効にできます。たとえば、AMD Opteron ベースの HP Proliant サーバでは、BIOS のノード インタリービングを有効にすることによって、NUMA を無効にできます。NUMA が有効な場合、BIOS でシステム リソース割り当てテーブル (SRAT) が構築され、このテーブルは、最適化に使用される NUMA 情報を ESXi が生成するために使用されます。スケジュール設定の公平性を確保するため、NUMA の最適化は、NUMA ノードあたりのコア数が少なすぎる、または全体のコア数が少なすぎるシステムに対しては有効になりません。この動作は、numa.rebalancecorestotalnuma.rebalancecoresnode の各オプションを使用して変更できます。