『vSphere リソース管理』では、VMware®ESXi および vCenter® Server 環境のリソース管理について説明します。
本書では次の内容を中心に説明しています。
- リソース割り当ておよびリソース管理の概念
- 仮想マシンの属性とアドミッション コントロール
- リソース プールとその管理方法
- クラスタ、vSphere® DRS (Distributed Resource Scheduler)、vSphere DPM (Distributed Power Management) の操作方法
- データストア クラスタ、Storage DRS、Storage I/O Control の操作方法
- リソース管理の詳細オプション
- パフォーマンスについての考慮事項
対象読者
本書は、システムによるリソースの管理方法およびデフォルト動作のカスタマイズ方法を理解する必要があるシステム管理者を対象としています。また、リソース プール、クラスタ、DRS、データストア クラスタ、Storage DRS、Storage I/O Control、または vSphere DPM を理解および使用するユーザーにも有用です。
本書は、読者が VMware ESXi および vCenter Server を使用した経験があることを前提としています。
注: ここで「メモリ」は、物理メモリまたは永続的なメモリを指します。
vSphere Client および vSphere Web Client
本書の説明は、vSphere Client(HTML5 ベースの GUI)に対応しています。ここに記載のガイダンスは、vSphere Web Client(Flex ベースの GUI)を使用したタスクで使用できます。
vSphere Client と vSphere Web Client でワークフローが大きく異なるタスクでは、各クライアント インターフェイスに応じたステップが提供され、手順が重複しています。vSphere Web Client に関連する手順は、タイトルに vSphere Web Client が含まれています。
注: vSphere 6.7 Update 1 では、
vSphere Web Client 機能のほぼすべてが
vSphere Client に実装されています。サポート対象外の残りの機能を記載した最新のリストについては、「
vSphere Client の機能の更新」を参照してください。
注: vSphere 6.7 U1 では、VMware AppDefense Plug-in をインストールして使用し、アプリケーションを保護してエンドポイントのセキュリティを確保できます。AppDefense Plug-inは、VMware vSphere Platinum ライセンスで使用できます。vSphere Platinum ライセンスの場合は、インベントリ内のすべての仮想マシンの
[サマリ] タブに AppDefense パネルが表示されます。そのパネルから、AppDefense Plug-in のインストールやアップグレード、または詳細の表示ができます。VMware AppDefense の詳細については、
AppDefense のドキュメントを参照してください。