ストレージ DRS トリガーを設定し、データストア クラスタの詳細オプションを構成します。

手順

  1. (オプション) [SDRS 推奨に対して I/O メトリックを有効にします] チェック ボックスを選択または選択解除し、I/O メトリックを含めるかどうかを決めます。
    このオプションを無効にすると、ストレージ DRS 推奨を行うときに vCenter Server は I/O メトリックを考慮しなくなります。このオプションを無効にすると、ストレージ DRS の以下の要素が無効になります。
    • データストア クラスタ内のデータストア間における I/O のロード バランシング。
    • I/O ワークロードに基づく仮想ディスクの初期配置。初期配置は、領域のみに基づきます。
  2. (オプション) ストレージ DRS のしきい値を設定します。
    使用領域と I/O 待ち時間のしきい値を指定することで、ストレージ DRS の積極性レベルを設定します。
    • 使用されている領域のスライダを使用して、ストレージ DRS が起動されるまでに許容される消費領域の最大のパーセンテージを示します。データストアでの領域使用量がしきい値を上回ると、ストレージ DRS は、推奨を行い、移行を実行します。

    • I/O 待機時間のスライダを使用して、ストレージ DRS が起動されるまでに許容される最大 I/O 待機時間を示します。待機時間がしきい値を上回ると、ストレージ DRS は、推奨を行い、移行を実行します。
      注: データストア クラスタのストレージ DRS I/O 待ち時間のしきい値は、Storage I/O Control の輻輳のしきい値以下である必要があります。
  3. (オプション) 詳細オプションを構成します。
    • ソースとターゲットの使用率の差が次の場合、推奨が行われます。スライダを使用して、領域使用率差のしきい値を指定します。使用率は、使用量 x 100/キャパシティです。

      このしきい値は、ソースとターゲットで使用されている領域の差が最低限になるようにします。たとえば、データストア A で使用された領域が 82% で、データストア B が 79% の場合、差は 3 になります。しきい値が 5 の場合、ストレージ DRS はデータストア A からデータストア B への移行推奨を行いません。

    • 不均衡の確認間隔:ストレージ DRS が領域と I/O ロード バランシングを評価する頻度を指定します。

    • I/O 不均衡のしきい値:スライダを使用して、I/O ロード バランシングの積極性を示します。この値を下げると、I/O ロード バランシングの積極性が低下します。ストレージ DRS は、0 と 1 の間の I/O 公平性のメトリックを算出します。1 は、最も公平な分散を表します。I/O ロード バランシングは、算出されたメトリックが 1 より小さい場合 (I/O 不均衡のしきい値 / 100) のみ実行されます。

  4. [OK] をクリックします。