スケジュール設定タスクを作成して、データストア クラスタの Storage DRS 設定を変更できます。これにより、完全に自動化されたデータストア クラスタの移行をピーク時以外の時間帯に実行できるようになります。
スケジュール設定タスクを作成することで、データストア クラスタの自動化レベルおよび積極性レベルを変更することができます。たとえば、パフォーマンスが重視される場合には、ピーク時に Storage DRS の実行を抑制するように構成して、ストレージ移行の発生を最小限にすることができます。ピーク時以外には、Storage DRS をより積極的に実行し、より頻繁に移行させることができます。
前提条件
Storage DRS を有効にします。
手順
- vSphere Clientで、データストア クラスタを参照して移動します。
- [構成] タブをクリックし、[サービス] をクリックします。
- [vSphere DRS] で [DRS をスケジュール] ボタンをクリックします。
- データストア クラスタの編集ダイアログ ボックスで、[SDRS スケジュール設定] をクリックします。
- [DRS 自動化] を展開します。
- 自動化レベルを選択します。
- 移行のしきい値を設定します。
移行スライドを使用して、クラスタのロード バランシングを行う vCenter Server の推奨の優先順位レベルを選択します。
- 仮想マシンの自動化を有効にするかどうかを選択します。
各仮想マシンのオーバーライドは「仮想マシンのオーバーライド」ページから設定できます。
- [電源管理] を展開します。
- 自動化レベルを選択します。
- DPM のしきい値を設定します。
DPM スライダーを使用して、vCenter Server に適用する 電源の推奨事項を選択します。
- タスク名を入力します。
- 作成したタスクの説明を入力します。
- [構成済みスケジューラー] の [変更] をクリックし、タスクを実行する時間を選択して、[OK] をクリックします。
- タスク完了時に送信する通知メールの送信先アドレスを入力します。
- [OK] をクリックします。
結果
指定した時間に、スケジュール設定タスクが実行されます。