ブロック ストレージ アレイを統合するため、vSphere は Storage APIs - Array Integration (VAAI) と呼ばれる ESXi の拡張機能を使用します。この統合により、vSphere はアレイのハードウェア操作を使用できます。
vSphere 5.x 以降のリリースでは、これらの拡張は T10 SCSI のコマンドとして実装されています。その結果、T10 SCSI 規格をサポートするデバイスを使用すれば、ESXi ホストは直接通信することができるため、VAAI プラグインを必要としません。
デバイスが T10 SCSI をサポートしていないか、部分的にしかサポートしていない場合、ESXi は、ホストにインストールされている VAAI プラグインを使用する設定に戻ります。ホストは、T10 SCSI コマンドとプラグインを組み合わせて使用することもできます。VAAI プラグインはベンダー固有で、VMware またはパートナーによって開発可能です。VAAI 対応のデバイスを管理するには、ホストは VAAI フィルタとベンダー固有の VAAI プラグインをデバイスに接続します。
ストレージが VAAI プラグインを必要とするか、T10 SCSI コマンドによるハードウェア アクセラレーションをサポートするかの詳細については、『VMware 互換性ガイド』を参照するか、ストレージ ベンダーにお問い合わせください。
いくつかの esxcli コマンドを使用して、ハードウェア アクセラレーションのサポート情報をストレージ デバイスに照会できます。VAAI プラグインを必要とするデバイスには、要求ルール コマンドも使用できます。esxcli コマンドの詳細については、『vSphere Command-Line Interface スタート ガイド』 を参照してください。