iBFT を使用して iSCSI から ESXi ホストを起動するには、適切にネットワークを構成する必要があります。
安全性を高め、かつパフォーマンスを改善するために、ホストに冗長ネットワーク アダプタを持つようにします。
すべてのネットワーク アダプタをどのように設定するかは、その環境で、iSCSI トラフィックおよびホスト管理トラフィック用に共有ネットワークを使用しているか分離されたネットワークを使用しているかによって異なります。
iSCSI ネットワークと管理ネットワークが共有されたネットワーク
ホストのプライマリ ネットワーク アダプタでネットワークおよび iSCSI パラメータを構成します。ホストを起動したあと、デフォルトのポート グループにセカンダリ ネットワーク アダプタを追加できます。
iSCSI ネットワークと管理ネットワークが分離されたネットワーク
iSCSI ネットワークと管理ネットワークが分離して構成する場合、バンド幅の問題を避けるために次のガイドラインに従ってください。
- 分離されたネットワークはそれぞれ異なるサブネット上にある必要があります。
- ネットワークの分離に VLAN を使用している場合は、ルーティング テーブルが適切に設定されるように、それぞれのネットワークが異なるサブネットを持つ必要があります。
- iSCSI アダプタとターゲットを同じサブネット上に構成することを推奨します。iSCSI アダプタとターゲットを異なるサブネット上に設定すると、次のような制限が適用されます。
- デフォルトの VMkernel ゲートウェイは、管理および iSCSI の両方のトラフィックの経路選択が可能でなければならない。
- ホストの起動後、iBFT が有効なネットワーク アダプタは iBFT 用にのみ使用可能。その他の iSCSI トラフィックにはそのアダプタは使用できません。
- 管理ネットワークには、プライマリ物理ネットワーク アダプタを使用してください。
- iSCSI ネットワークに 2 番目の物理ネットワーク アダプタを使用します。必ず iBFT を構成します。
- ホストの起動後に、管理ネットワークと iSCSI ネットワークの両方にセカンダリ ネットワーク アダプタを追加できます。