レイヤー 3 (L3) のルート設定された接続を使用して NFS ストレージにアクセスする場合は、特定の要件および制約を検討してください。
環境が次の要件を満たしていることを確認します。
- IP ルーターで Cisco のホット スタンバイ ルーター プロトコル (HSRP) を使用してください。Cisco 以外のルーターを使用している場合は、代わりに仮想ルーター冗長プロトコル (VRRP) を使用します。
- バンド幅が制限されているネットワークや、輻輳が発生しているネットワークで NFS L3 トラフィックを優先するには、Quality of Service (QoS) を使用します。詳細については、お使いのルーターのドキュメントを参照してください。
- ストレージ ベンダーによって提供されるルート設定された NFS L3 の推奨事項を実行します。詳細については、ストレージ ベンダーにお問い合わせください。
- ネットワーク I/O リソース管理 (NetIORM) を無効にしてください。
- トップオブラック スイッチあるいはスイッチ依存の I/O デバイス パーティショニングを使用する予定がある場合は、互換性とサポートについてシステム ベンダーにお問い合わせください。
L3 環境では、以下の制限が適用されます。
- この環境は VMware Site Recovery Manager をサポートしません。
- この環境は NFS プロトコルのみをサポートします。同じ物理ネットワーク上で FCoE などの他のストレージ プロトコルを使用しないでください。
- この環境の NFS トラフィックは IPv6 をサポートしません。
- この環境の NFS トラフィックは LAN 上でのみ経路指定することができます。WAN などのその他の環境はサポートされていません。