タイムアウト パラメータは、APD (All Paths Down) 状態の場合に、ESXi ホストがストレージ デバイスに対して I/O コマンドを再試行する秒数を制御します。デフォルトのタイムアウト値を変更できます。

デバイスが APD 状態になると、すぐにタイムアウト期間が始まります。タイムアウトが終了すると、ホストは APD デバイスをアクセス不可としてマークします。ホストは、仮想マシンから発生していない I/O の再試行を停止し、仮想マシンの I/O の再試行を継続します。

デフォルトでは、ホストのタイムアウト パラメータは 140 秒に設定されています。たとえば、ESXi ホストに接続されているストレージ デバイスが接続の喪失から復旧するのに 140 秒以上かかる場合は、タイムアウトの値を増やすことができます。

注: デバイスが使用不可能になった後にタイムアウト パラメータを変更すると、その特定の APD インシデントに対して変更が適用されません。

手順

  1. ホストに移動します。
  2. [構成] タブをクリックします。
  3. [システム] メニューの [システムの詳細設定] をクリックします。
  4. [システムの詳細設定] テーブルで、[Misc.APDTimeout] パラメータを選択し、Edit アイコンをクリックします。
  5. デフォルト値を変更します。
    値は 20 ~ 99999 秒の範囲で入力できます。