VMFS6 データストアを作成するとき、自動的な容量の再利用のデフォルト パラメータを変更することができます。

VMFS6 データストアの作成時に容量の再利用に使用できるのは、優先度方式のみです。固定方法を使用するには、既存のデータストアの容量再利用の設定を編集します。

手順

  1. vSphere Client オブジェクト ナビゲータで、ホスト、クラスタ、またはデータセンターを参照します。
  2. 右クリック メニューで [ストレージ] > [新しいデータストア] の順に選択します。
  3. VMFS6 データストアの作成に必要な手順を実行します。
  4. [パーティション設定] ページで、容量再利用のパラメータを指定します。
    パラメータは、精度、および容量再利用の操作が実行される優先度を定義します。このページを使用して、データストアの容量再利用を無効にすることもできます。
    オプション 説明
    ブロック サイズ VMFS データストアのブロック サイズでは、最大ファイル サイズとファイルが使用する容量を定義します。VMFS6 では、1 MB のブロック サイズをサポートしています。
    容量再利用の精度 マッピング解除操作の精度を指定します。マッピング解除の精度はブロック サイズ (1 MB) に対応します。

    1 MB より小さいサイズのストレージ セクターは再利用されません。

    容量再利用の優先度 次のいずれかのオプションを選択します。
    • 低(デフォルト)。容量の再利用に優先度方式を使用します。低優先度でのマッピング解除操作を有効にします。
    • なし。データストアで容量再利用の操作を無効にする場合は、このオプションを選択します。
    注: vSphere Clientで容量再利用の優先度に使用できる設定は、[低] および [なし] です。[中] または [高] の設定を変更するには、 esxcliコマンドを使用します。 容量再利用パラメータの ESXCLI コマンドを使用した変更を参照してください。
  5. データストアの作成プロセスを完了します。

結果

容量の再利用を有効にした後、VMFS6 データストアは、少なくとも 1 つのファイルが開いている場合にのみ、未使用の容量のブロック解放を開始できます。たとえば、データストア上の仮想マシンのうち 1 台をパワーオンすると、この条件を満たすことができます。