要求ルールでは、特定のストレージ デバイスへのパスを所有するマルチパス モジュールが決定されます。また、デバイスにホストが提供するマルチパス サポートの種類が定義されます。

要求ルールはホストの /etc/vmware/esx.conf ファイルに一覧表示されます。

ルールは、次のカテゴリに分類されます。
コア要求ルール
これらの要求ルールでは、どのマルチパス モジュール(NMP、HPP、またはサードパーティ製の MPP)が特定のデバイスを要求するのかが決定されます。
SATP 要求ルール
デバイスのタイプによっては、これらのルールにより、ベンダー固有のマルチパスの管理を提供する特定の SATP サブモジュールがデバイスに割り当てられます。

esxcli コマンドを使用して、コアおよび SATP 要求ルールを追加または変更できます。通常、サードパーティ製の MPP をロードするか、ホストに LUN を非表示にする要求ルールを追加します。特定のデバイスのデフォルト設定が不十分な場合に、要求ルールの変更が必要となる場合があります。

PSA 要求ルールの管理に使用可能なコマンドの詳細については、『Getting Started with vSphere Command-Line Interfaces』を参照してください。

ストレージ アレイのリストと対応する SATP および PSP については、『vSphere の互換性ガイド』の「Storage/SAN」セクションを参照してください。