ファイバ チャネル オーバー イーサネット (FCoE) を使用するには、ホストに適切なアダプタを設定します。
VMware がサポートするアダプタは通常、ハードウェア FCoE アダプタと、ESXi でネイティブの FCoE スタックを使用するソフトウェア FCoE アダプタの 2 つのカテゴリに分類されます。
VMware FCoE で使用可能なアダプタの詳細については、『VMware 互換性ガイド』を参照してください。
ハードウェア FCoE アダプタ
このカテゴリには、ネットワークおよびファイバ チャネル機能が同じカードに搭載されている専用にオフロードされた統合ネットワーク アダプタ (CNA) が含まれます。
このようなアダプタを取り付けると、ホストで両方の CNA コンポーネントが検出され、使用できます。vSphere Client では、ネットワーク コンポーネントは標準ネットワーク アダプタ (vmnic) として、ファイバ チャネル コンポーネントは FCoE アダプタ (vmhba) として表示されます。ハードウェア FCoE アダプタを使用するために、このアダプタを構成する必要はありません。
ソフトウェア FCoE アダプタ
ソフトウェア FCoE アダプタは、ESXi でネイティブの FCoE プロトコル スタックを使用して、FCoE プロセスの一部を実行します。ソフトウェア FCoE アダプタは、互換性のある NIC とともに使用する必要があります。
VMware は、ソフトウェア FCoE アダプタについて NIC の 2 つのカテゴリをサポートします。
- 部分的な FCoE オフロードのある NIC
- オフロード機能の程度は、NIC のタイプによって異なります。一般的に NIC は、Data Center Bridging (DCB) 機能と I/O オフロード機能を提供します。
- FCoE オフロードのない NIC
- Data Center Bridging (DCB) 機能、および 10 Gbps 以上の速度がある NIC。ネットワーク アダプタは、FCoE オフロード機能をサポートする必要はありません。
ハードウェア FCoE アダプタとは違って、ソフトウェア アダプタは有効にする必要があります。アダプタを有効にする前に、ネットワークを適切に構成する必要があります。