ESXi ホストが iSCSI ストレージを検出できるようにするには、iSCSI アダプタを設定する必要があります。アダプタを設定する場合は、複数の iSCSI パラメータを設定します。

iSCSI ネットワーク

特定のタイプの iSCSI アダプタに対しては、VMkernel ネットワークを構成する必要があります。

vmkping ユーティリティを使用して、ネットワーク構成を確認できます。

独立型ハードウェア iSCSI アダプタでは、VMkernel ネットワークは必要ありません。独立型ハードウェア iSCSI アダプタでは、IP アドレス、サブネット マスク、デフォルト ゲートウェイなどのネットワーク パラメータを設定できます。

すべてのタイプの iSCSI アダプタで、IPv4 および IPv6 プロトコルがサポートされます。

iSCSI アダプタ(vmhba) 説明 VMkernel ネットワーク アダプタのネットワーク設定
独立型ハードウェア iSCSI アダプタ iSCSI およびネットワークの処理と管理をホストからオフロードするサードパーティのアダプタです。 必須ではない。

詳細については、ハードウェア iSCSI のネットワーク設定の編集を参照してください。

ソフトウェア iSCSI アダプタ 標準的な NIC を使用して、IP ネットワーク上のリモート iSCSI ターゲットにホストを接続します。 必須。

詳細については、iSCSI および iSER 用ネットワークの設定を参照してください。

該当なし
依存型ハードウェア iSCSI アダプタ VMware ネットワークおよび iSCSI 構成および管理インターフェイスに依存するサードパーティのアダプタ。 必須

詳細については、iSCSI および iSER 用ネットワークの設定を参照してください。

該当なし
VMware iSER アダプタ RDMA 対応のネットワーク アダプタを使用して、ホストをリモート iSCSI ターゲットに接続します。 必須

詳細については、iSCSI および iSER 用ネットワークの設定を参照してください。

該当なし

検出方法

すべてのタイプの iSCSI アダプタに対し、動的検出アドレスまたは静的検出アドレスを設定する必要があります。さらに、ストレージ システムのターゲット名を指定する必要があります。ソフトウェア iSCSI および依存型ハードウェア iSCSI の場合は、vmkping を使用してアドレスに ping を送信できます。

iSCSI アダプタの検出アドレスの構成を参照してください。

CHAP 認証

イニシエータおよびストレージ システム側で CHAP パラメータを有効にします。有効にした認証は、まだ検出されていないすべてのターゲットに適用されます。検出済みのターゲットには適用されません。

iSCSI アダプタの CHAP パラメータの構成を参照してください。