通常、仮想マシン上の LUN マネージャ ソフトウェアを使用して仮想ディスクをミラーリングすることはできません。ただし、Microsoft Windows の仮想マシンがダイナミック ディスクをサポートしている場合は、2 つの SAN LUN 間で仮想ディスクをミラーリングできます。ミラーリングを行うことで、予期しないストレージ デバイスの損失から仮想マシンを保護できます。

前提条件

  • ダイナミック ディスクをサポートする Windows 仮想マシンを使用してください。
  • 必要な権限:詳細

手順

  1. 2 つの仮想ディスクを持つ仮想マシンを作成します。
    ディスクを別のデータストアに配置します。
  2. 仮想マシンにログインし、ディスクを動的にミラーリングされたディスクとして構成します。
    詳細については、Microsoft のドキュメントを参照してください。
  3. ディスクの同期後、仮想マシンをパワーオフします。
  4. 動的なディスク ミラーリングの使用を許可するように、仮想マシンの設定を変更します。
    1. 仮想マシンを右クリックし、[設定の編集] を選択します。
    2. [仮想マシン オプション] タブをクリックして、[詳細設定] メニューを展開します。
    3. 構成パラメータの横にある [構成パラメータの編集] をクリックします。
    4. [行の追加] をクリックして次のパラメータを追加します。
      名前
      scsi#.returnNoConnectDuringAPD True
      scsi#.returnBusyOnNoConnectStatus False
    5. ESXi 6.7 以降のバージョンを使用する場合は、ソフトウェア RAID-1 構成に参加している各仮想ディスクの追加パラメータを含めます。
      パラメータは、ストレージ デバイスが故障した場合の、ゲスト OS の I/O 処理の失敗を回避します。
      名前
      scsi#:1.passthruTransientErrors True
      scsi#:2.passthruTransientErrors True
    6. [OK] をクリックします。