作成時、Virtual Volumes はパッシブ エンティティで、すぐには I/O 可能にはなりません。ESXiまたは vCenter Server は、Virtual Volumes にアクセスするためにバインド要求を送信します。
この要求に対するストレージ システムの応答には、Virtual Volumes へのアクセス ポイントとなるプロトコル エンドポイント ID が含まれます。プロトコル エンドポイントは、Virtual Volumes へのすべての I/O 要求を受け入れます。このバインドは、ESXiが、Virtual Volumes に対するバインド解除要求を送信するまで存在します。
その後、同じ Virtual Volumes でバインド要求が送信されると、ストレージ システムは、別のプロトコル エンドポイント ID を返すことができます。
Virtual Volumes への同時バインド要求を複数の ESXiホストから受け取ると、ストレージ システムは、同じエンドポイント バインドまたはさまざまなエンドポイント バインドを、要求の送信元であるESXi ホストそれぞれに返すことができます。つまり、ストレージ システムは、同時要求を行ったさまざまなホストを、さまざまなエンドポイントを使用して同じ Virtual Volumes にバインドできます。
バインド解除操作により、Virtual Volumes の I/O アクセス ポイントが削除されます。ストレージ システムは、Virtual Volumes のバインドを、プロトコル エンドポイントからすぐに、または後から解除して、他のアクションを実行できます。バインドされた Virtual Volumes を削除するには、まず、バインドを解除する必要があります。