ESXiホストの場合、アップデートにすべて含まれます。最新のアップデートに、その前のすべてのリリースのパッチが含まれます。

ホスト上の ESXi メージには、2 つのコピーが維持されます。最初のコピーはアクティブ ブート、2 番目のコピーはスタンバイ ブートです。ESXiホストにパッチを適用するとき、アクティブ ブートの内容とパッチの内容に基づいて、Update Manager によってイメージが作成されます。その後、新しい ESXi イメージがスタンバイ ブートに配置され、Update Manager によってアクティブ ブートがスタンバイ ブートに指定されてからホストが再起動されます。ESXiホストが再起動されるとき、パッチが適用されたイメージがアクティブ ブートに含まれ、ESXi ホストの前バージョンのイメージがスタンバイ ブートに含まれます。

ESXiホストをアップグレードするときは、Update Manager によって、ホストのバックアップ イメージが新しいイメージに置き換えられ、アクティブ ブートとスタンバイ ブートが置き換えられます。アップグレード中に、ブートのホストとなっているディスクのレイアウトが変更されます。ESXiホストの合計ディスク容量は 1 GB のままですが、その 1 GB のディスク容量内のディスク パーティション レイアウトが、ESXi 6.0 のイメージが保存されるブートの新しいサイズに合わせて変更されます。

ロールバックの場面では、アップデートという用語は ESXi のパッチ、アップデート、およびアップグレードを指します。ESXiホストをアップデートするたびに、ESXi の以前のビルドのコピーがホストに保存されます。

アップデートに失敗し、ESXi6.7 ホストを新しいビルドから起動できない場合、ホストは元のブート ビルドから起動する状態に戻ります。ESXiでは、1 レベルのロールバックのみ行えます。以前のビルドを一度に 1 つだけ保存できます。実際には、各 ESXi6.7 ホストでは、ブート ビルド 1 つとスタンバイ ビルド 1 つの最大 2 つのビルドが保存されます。

ESXi 6.0 および 6.5 ホストからそれぞれの ESXi アップデート リリースへの修正はパッチ処理、バージョン 6.0 または 6.5 から 6.7 への ESXi ホストの修正はアップグレード処理です。

Update Manager 6.7 は、ESXi 6.0.x および ESXi6.5.x から ESXi6.7 へのアップグレードをサポートします。

ホストをアップグレードするには、VMware から VMware-VMvisor-Installer-6.7.0-build_number.x86_64.iso の名前で配布されている ESXi インストーラ イメージ、または vSphere ESXi Image Builder を使用して作成されたカスタム イメージを使用します。

ESXi 6.7 ホスト上のサードパーティ製ソフトウェア モジュールは、ESXi 6.5 にアップグレードしてもそのままです。

注: ESXi 6.0 または ESXi 6.5 から ESXi 6.7 へのアップグレードに失敗した場合、以前の ESXi 6.0 または ESXi 6.5 インスタンスにロールバックすることはできません。

Update Manager設定から、ホストのパッチおよびホストのアップグレード処理中に、ホストの再起動をスキップするホストの修正プロセスを構成できます。この構成はクイック ブートに設定されています。この設定は、Update Manager のホストおよびクラスタの設定内で使用できます。