修正前のスナップショット作成

デフォルトで Update Manager は、仮想マシンのスナップショットを作成してから、仮想マシンにアップデートを適用するように設定されています。修正が失敗した場合は、スナップショットを使用して、仮想マシンを修正前の状態に戻すことができます。

Update Manager では、フォルト トレランスが有効な仮想マシン、および仮想マシン ハードウェア バージョン 3 の仮想マシンのスナップショットは作成されません。これらの仮想マシンのスナップショットを作成するように指定すると、修正が失敗する可能性があります。

スナップショットの保持期間には無期限または固定を選択できます。スナップショットを管理するときは、次のガイドラインを実行してください。

• スナップショットを無期限に保持すると、大量のディスク容量が消費され、仮想マシンのパフォーマンスが低下する場合があります。
• スナップショットを保持しなければ、容量を節約でき、仮想マシンのパフォーマンスは最大になり、修正の所要時間が短縮されることがあります。ただし、スナップショットを保持しないと、必要な状態にロールバックできなくなる可能性があります。
• スナップショットを一定期間保持すると、使用可能なディスク容量が少なくなり、バックアップできる期間が短かくなります。

前提条件

必須権限：VMware vSphere Update Manager.構成

手順

1. vSphere Clientで [メニュー] > [Update Manager] の順に選択します。
2. [メニュー] > [Update Manager] の順に移動します。
3. [設定] タブをクリックします。
4. [修正の設定] > [仮想マシン] の順に選択します。
5. [編集] をクリックします。
   [仮想マシン ロールバックのデフォルト設定の編集] ダイアログ ボックスを開きます。
6. 仮想マシンのロールバックを設定します。
   1. 仮想マシンのスナップショットをアップグレードする前に、これらのスナップショットの作成を有効または無効にするには、[仮想マシンのスナップショットの作成] チェック ボックスを選択または選択解除します。
      デフォルトでは、スナップショットを作成するオプションが設定されています。
   2. スナップショットを保持する期間を選択します。
      • スナップショットを無期限に維持します。
      • スナップショットを一定期間維持します。
7. [[保存]] をクリックします。

結果

この設定は、仮想マシンのデフォルトのロールバック オプション設定になります。個々の修正タスクに、異なる設定を指定することができます。