Update Manager のインストールとアップグレードに必要なデータベース権限セットは、Update Manager の管理に必要な権限セットとは異なります。

Update Manager をインストールまたはアップグレードする前に、必要な権限をデータベース ユーザーに付与する必要があります。

表 1. Update Manager のインストールまたはアップグレードに必要なデータベース権限
データベース 権限
Oracle Update Manager Oracle データベース ユーザーに DBA ロールを割り当てるか、次の権限セットを付与します。
  • 接続
  • dbms_lock での実行
  • ビューの作成
  • プロシージャの作成
  • テーブルの作成
  • シーケンスの作成
  • 任意のシーケンスの作成
  • 任意のテーブルの作成
  • タイプの作成
  • 無制限のテーブル スペース
Microsoft SQL Server データベース ユーザーに、Update Manager データベースと MSDB データベースにおける、sysadmin サーバ ロールまたは db_owner 固定データベース ロールのいずれかが付与されていることを確認します。db_owner ロールはアップグレードに必要ですが、SQL ジョブが、Update Manager インストールまたはアップグレードの一部として作成されていません。

Update Manager を実行するには、一連の最小権限をデータベース ユーザーに付与する必要があります。

表 2. Update Manager の使用に必要なデータベース権限
データベース 権限
Oracle Oracle データベース ユーザーに最小限必要な権限は次のとおりです。
  • セッションの作成
  • 任意のテーブルの作成
  • 任意のテーブルのドロップ
Microsoft SQL Server データベース ユーザーに、Update Manager データベースと MSDB データベースにおける、sysadmin サーバ ロールまたは db_owner 固定データベース ロールのいずれかが必要です。