ホストをクラスタから削除すると、ホストのリソースがクラスタ全体のリソースから削除されます。ホストにデプロイされた仮想マシンは、そのホストがクラスタから削除されたときの仮想マシンのステータスに応じて、クラスタ内のほかのホストに移行されるか、そのホストとともにクラスタから削除されます。

インベントリでホストを選択し、インベントリ内の新しい場所にドラッグすることで、クラスタからホストを削除できます。新しい場所は、スタンドアローン ホストのフォルダまたは別のクラスタです。

前提条件

クラスタからホストを削除する前に、そのホストで実行されているすべての仮想マシンをパワーオフするか、vMotion を使用して新しいホストに仮想マシンを移行する必要があります。

手順

  1. [ホーム] > [ホストおよびクラスタ] の順に選択して、ホストを選択します。
  2. (オプション) ホストがクラスタの一部である場合は、メンテナンス モードにする必要があります。
    1. ホストを右クリックし、ポップアップ メニューで [メンテナンス モード] > [メンテナンス モードへの切り替え] を選択します。
      ホスト上のすべての仮想マシンがパワーオフされていないと、ホストはメンテナンス モードになりません。

      DRS が有効なクラスタ内のホストがメンテナンス モードになると、DRS は vMotion を使用して、パワーオン状態の仮想マシンをそのホストから退避しさせます。

    2. 確認のダイアログ ボックスで、[OK] をクリックします。
      確認のダイアログ ボックスでは、パワーオン状態でない仮想マシンをホストから退避させるかどうかも尋ねられます。これは、パワーオン状態でない仮想マシンをクラスタ内のホストに登録したままにする場合に便利です。
      ホストのアイコンが変わり、名前に「メンテナンス モード」と括弧書きで追加されます。
  3. インベントリ パネルでホストを選択し、新しい場所にドラッグします。

    ホストは、別のクラスタまたは別のデータセンターに移動できます。

    vCenter Server により、ホストが新しい場所に移動されます。

  4. ホストを右クリックし、ポップアップ メニューで [メンテナンス モード] > [メンテナンス モードの終了] の順に選択します。
  5. (オプション) 必要に応じて仮想マシンを再起動します。