クラスタでホストのネットワーク構成およびサービスの構成を行うには、クラスタのクイックスタート ワークフローの一部である [クラスタの設定] ウィザードを起動します。
クラスタのデフォルト設定の手順を実行します。
注: vSphere ソフトウェアのさまざまなコンポーネントを参照し、クラスタのホスト ネットワークおよびサービスを手動で設定するには、
[クイックスタートをスキップ] ボタンをクリックします。
[クラスタのクイックスタート] ワークフローを閉じると、クラスタは復元できなくなります。以降、このクラスタに追加されるホストは、手動で構成する必要があります。
手順
- [クラスタの設定] カードで [設定] を選択します。
- [Distributed Switch] 画面でホストのネットワークを設定します。
または、
Configure networking settings later チェック ボックスを選択してクラスタ サービスの設定をデフォルトのみにし、ホスト ネットワーク関連のすべてのオプションを非表示にします。これ以降、
[クラスタの設定] ウィザードを使用してネットワーク設定を実行できなくなります。
- ドロップダウン メニューで、作成する Distributed Switch の数を指定します。
注: 最大 3 つの Distributed Switch を選択できます。
選択した Distributed Switch はこのワークフローの一部として設定され、クラスタ内のすべてのホストがこれらの Distributed Switch に接続されます。
- 作成しようとしている各 Distributed Switch に異なる名前を付けます。
- (オプション) [既存を使用] をクリックして、互換性のある既存の Distributed Switch および互換性のある既存の分散ポート グループを選択します。
- vMotion ネットワークを設定するには、ドロップダウン メニューで Distributed Switch を選択し、これに新しいデフォルトのポート グループを割り当てます。
- [物理アダプタ] セクションで、物理ネットワーク アダプタ (NIC) ごとにドロップダウン メニューから Distributed Switch の名前を選択します。
新しい Distributed Switch は、1 つ以上の物理アダプタに割り当てる必要があります。
注: 既存の Distributed Switch を使用する場合は、物理アダプタの選択内容が Distributed Switch の現在のマッピングと一致している必要があります。一致していない場合は、エラーになります。
物理 NIC と Distributed Switch のこのマッピングは、このクラスタ内のすべてのホストに適用されます。
- [次へ] をクリックします。
クラスタの作成中に、vSphere DRS 機能を有効にした場合、
[vMotion トラフィック] ページが表示されます。
- (オプション) [VLAN を使用] チェック ボックスを選択し、vMotion 分散ポート グループの ID を入力します。
- (オプション) ドロップダウン メニューからプロトコル タイプを選択します。
- (オプション) ネットワークを設定する必要がある IP アドレスのタイプに応じて、クラスタ内の各ホストのテキスト ボックスに入力します。
IP アドレスのタイプが
DHCP に設定されている場合は、これらのテキスト ボックスがグレーアウトします。
- [次へ] をクリックします。
[詳細オプション] ページが表示されます。
- (オプション) クラスタの作成中に vSphere HA 機能を有効にした場合は、[高可用性] セクションが表示されます。
- ホスト障害の監視を有効または無効にします。
- 仮想マシンの監視を有効または無効にします。
- アドミッション コントロールを有効または無効にします。
有効にすると、ホストの数でフェイル オーバー キャパシティを指定できます。
- (オプション) クラスタの作成中に、vSphere DRS 機能を有効にした場合、[Distributed Resource Scheduler] セクションが表示されます。
- [自動化レベル] を Fully Automated、Partially Automated、または Manual に設定します。
- [移行のしきい値] ドロップダウン メニューで、5 つの移行設定の中から 1 つを選択します。
- [ホスト オプション] セクションで [ロックダウン モード] を Strict、Normal、または Disabled に設定して、NTP サーバ アドレスを入力します。
設定はクラスタ内のすべてのホストに適用されます。
- (オプション) [Enhanced vMotion Capability] セクションで EVC を有効にし、[EVC モード] ドロップダウン メニューで CPU モデルを選択します。
- [次へ] をクリックします。
[設定の確認] ページが表示されます。
- 設定を確認して、[完了] を選択します。
カードが閉じ、
[最近のタスク] タブに処理の進行状況が表示されます。
結果
vCenter Serverインベントリ内に完全に構成されたクラスタが作成されます。
次のタスク
[ホストの追加] セクションを再度起動して、クラスタを展開します。