仮想マシンの OVF 設定では、OVF デプロイ後の OVF 環境、OVF 転送、起動動作をカスタマイズできます。仮想マシンのプロパティ ダイアログ ボックスで、OVF 環境に影響する設定を編集および構成できます。

前提条件

これらのオプションにアクセスするには、vApp オプションを有効にしておく必要があります。

手順

  1. vCenter Server インベントリから仮想マシンに移動します。
  2. [構成] タブの [設定] を展開し、[vApp オプション] を選択します。
  3. [編集] ボタンをクリックします。
    vSphere Client で、 [vApp オプションの編集] ダイアログ ボックスが開きます。

    vSphere Web Client で、[設定の編集] ダイアログボックスが開きます。

  4. vApp オプションが有効になっていないときは、[vApp オプションを有効にする] チェック ボックスをオンにします。
  5. 仮想マシンの OVF 設定をカスタマイズします。
    オプション 説明
    OVF環境 OVF 環境設定を XML 形式で表示するには、[表示] をクリックします。この設定は、仮想マシンがパワーオフ状態のときは使用できません。
    OVF 環境の転送
    • [ISO イメージ] を選択した場合は、OVF テンプレート情報が含まれる ISO イメージが CD-ROM ドライブにマウントされます。
    • [VMware Tools] を選択した場合は、VMware Tools の guestInfo.ovfEnv 変数が OVF 環境ドキュメントとともに初期化されます。
    インストール起動 [有効化] をクリックすると、OVF デプロイの完了後、仮想マシンが再起動します。また、仮想マシンが再起動処理の開始時間を遅らせることができます。
    オプション 説明
    vSphere Client
    1. [OVF の詳細] タブをクリックします。
    2. (オプション) OVF 環境の転送オプションを変更します。
      • [ISO イメージ] を選択した場合は、OVF テンプレート情報が含まれる ISO イメージが CD-ROM ドライブにマウントされます。
      • [VMware Tools] を選択した場合は、VMware Tools の guestInfo.ovfEnv 変数が OVF 環境ドキュメントとともに初期化されます。
    3. (オプション) OVF のデプロイ完了後に仮想マシンを再起動するには、[インストール起動] オプションを有効にします。
    4. [インストール起動] が有効になっている場合は、再起動処理が開始されるまでの遅延時間を秒単位で指定できます。
    vSphere Web Client
    1. [オーサリング] セクションで、[OVF 設定] を展開します。
    2. (オプション) OVF 環境の隣の [表示] をクリックすると、OVF 環境の設定が XML 形式で表示されます。
      注: この設定は、仮想マシンがパワーオン状態のときにのみ使用できます。
    3. (オプション) OVF 環境の転送オプションを変更します。
      • [ISO イメージ] を選択した場合は、OVF テンプレート情報が含まれる ISO イメージが CD-ROM ドライブにマウントされます。
      • [VMware Tools] を選択した場合は、VMware Tools の guestInfo.ovfEnv 変数が OVF 環境ドキュメントとともに初期化されます。
    4. (オプション) OVF のデプロイ完了後に仮想マシンを再起動するには、[インストール起動] オプションを有効にします。
    5. [インストール起動] が有効になっている場合は、再起動処理が開始されるまでの遅延時間を秒単位で指定できます。
  6. [OK] をクリックして変更内容を保存し、ダイアログ ボックスを閉じます。
    [vApp オプション] ペインには、OVF 設定に関する情報を含む [OVF 設定] パネルがあります。
  7. (オプション) OVF 環境の設定に関する情報を表示するには、仮想マシンをパワーオンし、[vApp オプション] ペインの [OVF 環境の表示] ボタンをクリックします。
    情報が XML 形式で表示されます。