vSphere Web Client で、テンプレートのワークフローからクローン作成またはデプロイを完了した後、仮想マシンがパワーオンしません。
問題
仮想マシンのクローンを作成するか、テンプレートから仮想マシンをデプロイする場合、作成した後に仮想マシンをパワーオンできません。
原因
仮想マシンのディスクが作成されたときに、スワップ ファイルのサイズが予約されていない。
解決方法
- 仮想マシンに必要なスワップ ファイルのサイズを減らします。これは、仮想マシンのメモリ予約を増やすことで行えます。
- 仮想マシンを右クリックし、[設定の編集] を選択します。
- [仮想ハードウェア] を選択し、[メモリ] をクリックします。
- [予約] ドロップダウン メニューを使用して、仮想マシンに割り当てるメモリ量を増やします。
- [OK] をクリックします。
- または、スワップ ファイルに使用されているデータストアのほかの仮想マシン ディスクを外に移動することで、スワップ ファイルに使用可能な容量を増やすことができます。
- vSphere Web Client オブジェクト ナビゲータで、データストアに移動して参照します。
- [仮想マシン] タブを選択します。
- 移動する各仮想マシンごとに、仮想マシンを右クリックし、[移行] を選択します。
- [ストレージのみ変更します] を選択します。
- [仮想マシンの移行] ウィザードの手順に従って操作を行います。
- 適切な容量があるデータストアにスワップ ファイルの場所を変更することでも、スワップ ファイルで使用可能な容量を増やすことができます。
- vSphere Web Client オブジェクト ナビゲータで、ホストに移動して参照します。
- [構成] タブを選択します。
- [仮想マシン] で、[スワップ ファイルの場所] を選択します。
- [編集] をクリックします。
注: ホストが、仮想マシンのスワップ ファイルを仮想マシンと同じディレクトリに格納するように指定したクラスタの一部になっている場合は、 [編集] をクリックできません。[クラスタ設定] ダイアログ ボックスを使用して、クラスタのスワップ ファイルの場所のポリシーを変更する必要があります。
- [特定のデータストアを使用] を選択し、データストアをリストから選択します。
- [OK] をクリックします。