ストレージ ポリシーを変更することで、仮想マシン、そのディスク、またはその両方を復号できます。

このタスクでは、vSphere Client(HTML5 ベースのクライアント)または vSphere Web Client を使用して、暗号化された仮想マシンを復号する方法について説明します。

暗号化されたすべての仮想マシンには、暗号化された vMotion が必要となります。仮想マシンの復号化中は、暗号化された vMotion の設定が維持されます。暗号化された vMotion が今後使用されないようにこの設定を変更するには、明示的に設定を変更してください。

このタスクでは、ストレージ ポリシーを使用して復号化を実行する方法について説明します。仮想ディスクの復号化には、[設定の編集] メニューを使用することもできます。

前提条件

  • 仮想マシンが暗号化されていること。
  • 仮想マシンがパワーオフ状態またはメンテナンス モードであること。
  • 必要な権限:暗号化操作.暗号化解除

手順

  1. vSphere Client(HTML5 ベースのクライアント)または vSphere Web Client のいずれかを使用して vCenter Server に接続します。
  2. 変更対象の仮想マシンを右クリックし、[仮想マシン ポリシー] > [仮想マシン ストレージ ポリシーの編集] を選択します。
    仮想マシン ファイル(仮想マシン ホーム)のストレージ ポリシーと仮想ディスクのストレージ ポリシーを設定することができます。
  3. ストレージ ポリシーを選択します。
    • vSphere Client(HTML5 ベースのクライアント)︰
      • 仮想マシンとそのハード ディスクを復号するには、[ディスクごとに設定] をオフにして、ドロップダウン メニューからストレージ ポリシーを選択し、[OK] をクリックします。
      • 仮想ディスクを復号し、仮想マシンは復号しない場合は、[ディスクごとに設定] をオンにして、仮想マシン ホームについては暗号化ストレージ ポリシーを選択し、仮想ディスクについては他のストレージ ポリシーを選択して、[OK] をクリックします。
    • vSphere Web Client
      • 仮想マシンとそのハード ディスクを復号するには、ドロップダウン メニューからストレージ ポリシーを選択して、[すべてに適用] をクリックし、[OK] をクリックします。
      • 仮想マシンは復号化せずに仮想ディスクだけを復号化するには、テーブル内のドロップダウン メニューから仮想ディスクのストレージ ポリシーを選択します。仮想マシン ホームのポリシーは変更しないでください。[OK] をクリックします。
    仮想マシンのみを復号化し、ディスクだけを暗号化した状態にすることはできません。
  4. 必要に応じて、vSphere Client(HTML5 ベースのクライアント)を使用して、[設定の編集] メニューから仮想マシンとディスクを復号することができます。
    1. 仮想マシンを右クリックし、[設定の編集] を選択します。
    2. [仮想マシン オプション] タブをクリックし、[暗号化] を展開します。
    3. 仮想マシンとそのハード ディスクを復号するには、[仮想マシンの暗号化] ドロップダウン メニューから [なし] を選択します。
    4. 仮想ディスクを復号し、仮想マシンは復号しない場合は、ディスクを選択解除します。
    5. [OK] をクリックします。
  5. (オプション) [暗号化された vMotion] の設定を変更することができます。
    1. 仮想マシンを右クリックし、[設定の編集] をクリックします。
    2. [仮想マシン オプション] をクリックし、[暗号化] を開きます。
    3. [暗号化された vMotion] の値を設定します。