仮想マシンの互換性により、仮想マシンで使用できる仮想ハードウェアが決まります。仮想ハードウェアはホストで使用できる物理ハードウェアに対応しています。新しいバージョンの ESXi と仮想マシンの互換性を保てるように、互換性のアップグレードをスケジューリングできます。

この手順を使用して 1 台の仮想マシンの次の再起動時にアップグレードをスケジューリングし、サポートされているすべての互換性レベルのアップグレードから選択します。サポートされている最新の互換性に仮想マシンをすぐにアップグレードするには、仮想マシンの互換性の手動アップグレードを参照してください。

この手順を使用して、複数の仮想マシンのアップグレードをスケジューリングできます。

仮想マシンのハードウェア バージョンと互換性については、仮想マシンの互換性を参照してください。

前提条件

  • 仮想マシンをパワーオフします。
  • 仮想マシンのバックアップまたはスナップショットを作成します。スナップショットを使用した仮想マシンの管理を参照してください。
  • VMware Tools の最新バージョンにアップグレードします。VMware Tools をアップグレードする前に互換性をアップグレードすると、仮想マシンのネットワーク設定が失われる可能性があります。
  • VMFS5、または NFS のデータストアの ESX/ESXi ホストで、すべての .vmdk ファイルを使用できることを確認します。
  • 仮想マシンが VMFS5、または NFS のデータストアに格納されていることを確認します。
  • 仮想マシンの互換性がサポートされている最新バージョンに設定されていないことを確認します。
  • 仮想マシンと互換性を持たせる ESXi バージョンを決定します。仮想マシンの互換性を参照してください。

手順

  1. インベントリ内の仮想マシンに移動します。
  2. 仮想マシンを右クリックし、[互換性] > [仮想マシンの互換性アップグレードのスケジュール設定] の順に選択します。
  3. [仮想マシンの互換性アップグレードのスケジュール設定] ダイアログ ボックスで [はい] をクリックして、互換性アップグレードをスケジュール設定することを確認します。
  4. [互換対象] ドロップダウン メニューから、アップグレードする互換性を選択します。
    仮想マシンを次回に再起動するときに、仮想マシンの互換性がアップグレードされます。
  5. (オプション) 定期的にスケジュール設定されたゲスト メンテナンスを行うときに互換性をアップグレードするには、[ゲスト OS の正常なシャットダウン後にアップグレードのみを行う] を選択します。
    これにより、仮想マシンのゲスト OS が正常にシャットダウンまたは再起動されない限り、予定されたアップグレードが実行されることはありません。

結果

選択したそれぞれの仮想マシンが、仮想マシンの次の再起動時に、選択した互換性設定にアップグレードされます。また、仮想マシンの [サマリ] タブの [互換性] 設定も更新されます。