vSAN クラスタで再同期されている仮想マシン オブジェクトのステータスを監視することができます。

ハードウェア デバイス、ホスト、またはネットワークで障害が発生した場合、またはホストがメンテナンス モードに切り替えれらた場合には、vSAN により vSAN クラスタ内での再同期が開始されます。ただし、vSAN は、障害コンポーネントがオンラインに戻るのを少し待ってから、再同期タスクを開始します。

次のイベントによってクラスタでの再同期が開始されます。
  • 仮想マシン (VM) ストレージ ポリシーを編集する。仮想マシン ストレージ ポリシーの設定を変更すると、vSAN は、オブジェクトの再作成とその後のオブジェクトの再同期を開始します。

    ポリシー変更の内容によっては、vSAN で別のバージョンのオブジェクトが作成され、前のバージョンと同期されます。同期が完了すると、元のオブジェクトは破棄されます。

    vSAN により仮想マシンの実行は確実に継続され、再同期によって処理が中断されることはありません。このプロセスでは、追加の一時容量が必要になることがあります。

  • 障害後にホストを再起動する。
  • 永続的または長期の障害からホストをリカバリする。ホストが 60 分(デフォルト値)より長い時間使用できなくなると、vSAN は、データのコピーを作成して完全なポリシー準拠状態をリカバリします。
  • ホストをメンテナンス モードにする前に、[全データの移行] モードを使用してデータを退避させる。
  • キャパシティ デバイスの容量のしきい値を超過する。vSAN クラスタ内のキャパシティ デバイスが 80% のしきい値レベルに達しつつあるかまたは超過した場合、再同期が開始されます。

再同期によって引き起こされた遅延が原因で仮想マシンが応答しない場合は、再同期で使用される IOPS を調整できます。