ストレッチ クラスタなどの特定の vSAN 構成には、監視ホストが必要です。監視ホストとして専用の物理 ESXi ホストを使用するのではなく、vSAN 監視アプライアンスをデプロイできます。アプライアンスは、ESXi を実行する事前構成された仮想マシンで、OVA ファイルとして配布されます。
汎用 ESXi ホストとは異なり、監視アプライアンスは仮想マシンを実行しません。監視アプライアンスは vSAN 監視として機能することのみを目的としています。
vSAN 監視アプライアンスをデプロイおよび構成するためのワークフローには、次のプロセスが含まれます。
vSAN 監視アプライアンスをデプロイする場合は、vSAN ストレッチ クラスタでサポートされている仮想マシンの予定台数を設定する必要があります。以下のいずれかのオプションを選択します。
- 極小(10 台以下の仮想マシン)
- 中規模(500 台までの仮想マシン)
- 大規模(500 台を超える仮想マシン)
また、vSAN 監視アプライアンス用のデータストアを選択する必要があります。監視アプライアンスには、vSAN ストレッチ クラスタのデータストアとは異なるデータストアを使用する必要があります。
- VMware Web サイトからアプライアンスをダウンロードします。
- アプライアンスを vSAN ホストまたはクラスタにデプロイします。詳細については、『vSphere の仮想マシン管理』ドキュメントの「OVF テンプレートのデプロイ」を参照してください。
- 監視アプライアンス上に vSAN ネットワークを構成します。
- 監視アプライアンス上に管理ネットワークを構成します。
- アプライアンスを監視 ESXi ホストとして vCenter Server に追加します。必ずホスト上に vSAN VMkernel インターフェイスを構成してください。