HTML5 ベースの vSphere ClientvSAN の構成ウィザードを使用して、vSAN クラスタの基本構成を指定できます。

注:

クイックスタートを使用して、vSAN クラスタをすばやく作成および設定することができます。詳細については、クイックスタートを使用した vSAN クラスタの構成および拡張を参照してください。

前提条件

vSAN の構成ウィザードを使用して基本構成を指定する前に、クラスタを作成してホストを追加する必要があります。

手順

  1. vSphere Client で、既存のクラスタに移動します。
  2. [構成] タブをクリックします。
  3. [vSAN] の下で [サービス] を選択し、[設定] ボタンをクリックします。
  4. 構成タイプを選択し、[次へ] をクリックします。
    • 単一サイト クラスタ。すべてのホストを 1 つのサイトに配置して、監視機能を共有します。
    • 2 ホスト構成の vSAN クラスタ。各サイトにホストを 1 台ずつ配置して、別のサイトに監視ホストを配置します。
    • ストレッチ クラスタ。2 つのアクティブなデータ サイトに偶数個のホストとストレージ デバイスをそれぞれ配置し、3 番目のサイトに監視ホストを配置します。
  5. [サービス] ページで、vSAN サービスを設定し、[次へ]をクリックします。
    1. (オプション)クラスタで [重複排除および圧縮] を有効にします。
    2. (オプション)[暗号化] を有効にし、KMS を選択します。
    3. リソースに制限のある vSAN クラスタで暗号化または重複排除および圧縮を有効にする場合は、[冗長性の低下を許可] チェック ボックスを選択できます。たとえば、3 台のホストで構成されたクラスタで [許容されるプライマリ レベルの障害数] が 1 に設定されているとします。冗長性の低下を許可した場合、ディスクの再フォーマット時に、データが失われるおそれがあります。
  6. [ディスクの要求] ページで、クラスタで使用するディスクを選択して、[次へ] をクリックします。
    ストレージを提供する各ホストで、キャッシュ層用にフラッシュ デバイスを 1 個選択し、キャパシティ層用に 1 個以上のデバイスを選択します。
  7. フォルト トレランス モードに基づいて、ウィザードでクラスタを構成します。
    1. [2 ホストの vSAN クラスタの構成] を選択した場合は、クラスタの監視ホストを選択し、監視ホスト用にディスクを要求します。
    2. [ストレッチ クラスタの構成] を選択した場合は、クラスタのフォルト ドメインを定義し、監視ホストを選択して、監視ホストのディスクを要求します。
    3. [フォールト ドメインの構成] を選択した場合は、クラスタのフォルト ドメインを定義します。
    フォルト ドメインとストレッチ クラスタの詳細については、「 VMware vSAN の管理」を参照してください。
  8. [[設定内容の確認]] ページで設定を確認し、[終了] をクリックします。

結果

vSAN を有効にすると、 vSAN データストアが作成され、 vSAN ストレージ プロバイダが登録されます。 vSAN ストレージ プロバイダは組み込みのソフトウェア コンポーネントで、データストアのストレージ機能と vCenter Server との通信を行います。

次のタスク

vSAN データストアが作成されたことを確認します。vSAN データストアの表示 を参照してください。

vSAN ストレージ プロバイダが登録されていることを確認します。「VMware vSAN の管理」を参照してください。

ディスクを要求するか、ディスク グループを作成します。「VMware vSAN の管理」を参照してください。