vSAN の構成ウィザードを使用して、vSAN クラスタの基本構成を指定できます。

前提条件

vSAN の構成ウィザードを使用して基本構成を指定する前に、クラスタを作成してホストを追加する必要があります。

手順

  1. vSphere Web Client で、既存のクラスタに移動します。
  2. [構成] タブをクリックします。
  3. [vSAN] の下で、[全般] を選択し、[構成] ボタンをクリックします。
  4. [vSAN 機能] を選択します。
    1. (オプション)クラスタで重複排除および圧縮を有効にする場合は、[デデュープおよび圧縮] チェック ボックスを選択します。
      [冗長性の低下を許可] チェック ボックスを選択して、 [許容されるプライマリ レベルの障害数] を 1 に設定した 3 台のホスト クラスタなど、リソースが制限された vSAN クラスタで重複排除および圧縮を有効にできます。冗長性の低下を許可した場合、ディスクの再フォーマット時に、データが失われるおそれがあります。
    2. (オプション)静止データの暗号化を有効にする場合は、[暗号化] チェック ボックスを選択して、KMS を選択します。
    3. クラスタのフォルト トレランス モードを選択します。
      オプション 説明
      構成しない 単一サイトの vSAN クラスタで使用されるデフォルト設定。
      2 ホスト構成の vSAN クラスタ リモート オフィスに 2 台のホストがあり、監視ホストがメイン オフィスにあるクラスタでフォルト トレランスを有効にします。 [許容されるプライマリ レベルの障害数] ポリシーを 1 に設定します。
      ストレッチ クラスタ 2 つのアクティブ サイトをサポートします。それぞれに偶数個のホストとストレージ デバイスがあり、監視ホストが 3 番目のサイトにあります。
      フォルト ドメインの構成 障害が発生するおそれがある vSAN ホストをグループ化するために使用できるフォルト ドメインをサポートします。各フォルト ドメインに 1 台以上のホストを割り当てます。
    4. リソースに制限のある vSAN クラスタで暗号化または重複排除および圧縮を有効にする場合は、[冗長性の低下を許可] チェック ボックスを選択できます。たとえば、3 台のホストで構成されたクラスタで [許容されるプライマリ レベルの障害数] が 1 に設定されているとします。冗長性の低下を許可した場合、ディスクの再フォーマット時に、データが失われるおそれがあります。
  5. [次へ] をクリックします。
  6. [ネットワーク検証] ページで、vSAN VMkernel アダプタの設定を確認し、[次へ] をクリックします。
  7. [ディスクの要求] ページで、クラスタで使用するディスクを選択して、[次へ] をクリックします。
    ストレージを提供する各ホストで、キャッシュ層用にフラッシュ デバイスを 1 個選択し、キャパシティ層用に 1 個以上のデバイスを選択します。
  8. ウィザードを使用して、フォルト トレランス モード ベースのクラスタを構成します。
    1. [2 ホストの vSAN クラスタの構成] を選択した場合、クラスタの監視ホストを選択し、監視ホストのディスクを要求します。
    2. [ストレッチ クラスタの構成] を選択した場合、クラスタのフォルト ドメインを定義し、監視ホストを選択して、監視ホストのディスクを要求します。
    3. [フォールト ドメインの構成] を選択した場合、クラスタのフォルト ドメインを定義します。
    フォルト ドメインとストレッチ クラスタの詳細については、「 VMware vSAN の管理」を参照してください。
  9. [設定内容の確認] 画面で構成を確認し、[終了] をクリックします。