VMware vSAN 6.7 | 2018 年 4 月 17 日 | ビルド 8169922 リリース ノートに追加または更新された内容をご確認ください。 |
リリース ノートの概要
本リリース ノートには、次のトピックが含まれています。新機能
vSAN 6.7 には、次の新機能および機能強化が含まれています。
4Kn ドライブのサポート。vSAN 6.7 は 4K ネイティブ ディスク ドライブをサポートします。4Kn ドライブは、512n に比べて容量密度が高くなっています。このサポートにより、容量の大きい 4Kn ドライブを使用して大容量のストレージ構成をデプロイすることができます。
vSphere および vSAN の FIPS 140-2 検証。vSAN 6.7 暗号化は、Federal Information Processing Standard (FIPS) 140-2 に準拠するよう検証されています。FIPS に準拠したソフトウェア モジュールは、汎用のコンピューティング システム上で実行でき、移植性と柔軟性が高いなど、特殊用途のハードウェアに比べて多くのメリットがあります。FIPS 140-2 準拠のモジュールを使用することでデータ セキュリティを維持しながら、数千ものフォーム ファクタ、キャパシティ、および機能からなる HCL 互換のドライブ セットを使用して vSAN ホストを構成できます。
HTML インターフェイス。HTML5 ベースの vSphere Client には、Flex ベースの vSphere Web Client とともに vCenter Server が同梱されています。vSphere Client と vSphere Web Client は、インターフェイス用語、トポロジ、ワークフローの多くが共通しています。新しい vSphere Client を使用することも、vSphere Web Client を引き続き使用することもできます。
vCenter Server 内の vRealize Operations。vSphere Client には、組み込みの vRealize Operations プラグインが含まれており、基本的な vSAN および vSphere の運用ダッシュボードを提供します。このプラグインにより、新しい vROps インスタンスを容易に展開して、ダッシュボードにアクセスするできるようになります。別の方法として、環境内の既存のインスタンスを指定することもできます。vROps プラグインには、追加の vROps ライセンスは必要ありません。
Windows Server フェイルオーバー クラスタのサポート。vSAN 6.7 では、vSAN iSCSI ターゲットの上に Windows Failover Clustering (WSFC) ターゲットを構築することにより、WSFC をサポートしています。vSAN iSCSI ターゲット サービスは、共有ディスクの SCSI-3 の永続的な予約と、WSFC の透過的フェイルオーバーをサポートします。WSFC は、物理サーバまたは仮想マシンのいずれかで実行できます。
ストレッチ クラスタのインテリジェントなサイトの継続性。優先データ サイトとセカンダリ データ サイト間のパーティションの場合、vSAN 6.7 はどちらのサイトがデータの可用性を最大限に引き出すかをインテリジェントに判断してから、クォーラムと監視を自動的に形成します。セカンダリ サイトは、優先サイトに最新のデータのコピーが作成されるまで、アクティブ サイトとして動作できます。これにより、仮想マシンが優先サイトに移行して、データ読み取りのローカリティが失われることを防ぎます。
ストレッチ クラスタの監視トラフィックの分離。監視トラフィック専用の VMkernel NIC を構成するオプションが追加されました。監視 VMkernel NIC はデータ トラフィックを送信しません。この機能は、監視トラフィックを vSAN データ トラフィックから隔離することによって、データ セキュリティを強化します。また、監視 NIC のバンド幅と遅延がデータ NIC と比較して小さい場合に役に立ちます。
サイト間でのストレッチ クラスタの効率的な再同期。vSAN 6.7 の再ビルドまたは修復処理では、サイト間のリンクのすべてのコピーを再同期するのではなく、1 つのコピーのみを送信し、残りの再同期はそのローカル コピーから実行します。これにより、ストレッチ クラスタ内のサイト間で送信されるデータ量が減少します。
冗長な vSAN ネットワークを使用した場合の高速フェイルオーバー。冗長性を確保するために複数の VMkernel アダプタを使用して vSAN 6.7 をデプロイすると、いずれかのアダプタで障害が発生した場合、他の VMkernel アダプタに即時にフェイルオーバーします。以前のリリースでは、vSAN は TCP がタイムアウトになるまで待機して、それからネットワーク トラフィックを良好な VMkernel アダプタにフェイルオーバーしていました。
再同期トラフィックの動的管理を実現する適応性のある再同期。適応性のある再同期処理は、再同期 I/O に専用バンド幅を割り当てることによって、コンプライアンス(オブジェクトを許容されるプロビジョニングされた障害にリストアする)までの時間を短縮します。再同期 I/O は、オブジェクトをコンプライアンスに戻すために vSAN によって生成されます。再同期 I/O に対しては最小バンド幅が確保されますが、クライアント I/O からの競合がなければ、バンド幅は動的に増やすことができます。逆に、再同期 I/O がない場合は、クライアント I/O はバンド幅をさらに使用できます。
レプリカ コンポーネントの統合率。配置を行う際、異なるレプリカに属するコンポーネントは、レプリカの非アフィニティ ルールによって、異なるフォルト ドメインに配置されます。ただし、メンテナンス操作または障害のために容量使用率の高い状態でクラスタが実行され、オブジェクトを移動または再構築する必要がある場合は、十分なフォルト ドメインを使用できない場合があります。レプリカ統合は、vSAN 6.6 で使用されているポイント修復の方法を強化したものです。ポイント修復が RAID ツリー全体を再構成する(かなりの量のデータの移動)のに対し、レプリカ統合では、最小のデータを移動してレプリカの非アフィニティ要件を満たすフォルト ドメインを作成します。
シェアード ナッシング アプリケーションのためのホストの固定化。vSAN ホストの固定化は、vSAN の効率性と弾力性を次世代のシェアード ナッシング アプリケーションに適用する新しいストレージ ポリシーです。このポリシーでは、vSAN はデータの単一コピーを保持し、仮想マシンを実行している ESXi ホストでデータ ブロックをローカルに格納します。このポリシーは、ビッグ データ(Hadoop、Spark)、NoSQL、およびデータ冗長性をアプリケーション レイヤーで保持するその他のアプリケーションを展開する場合の選択肢として提供されています。vSAN ホストの固定化には特定の要件とガイドラインがあり、適切に展開するためには VMware による検証が必要です。このポリシーを導入する前に、VMware の担当者に構成の検証を依頼する必要があります。
診断パーティション(コアダンプ)サポートの強化。デバイスに空き容量がある場合、vSAN 6.7 は USB/SD メディアでコアダンプ パーティションを自動的にサイズ変更するため、コアダンプとログをローカルに保持することができます。空き容量が不十分な場合、またはブート デバイスが存在しない場合は、再パーティショニングは実行されません。
vSAN デステージングの最適化。vSAN 6.7 には、キャッシュ層からキャパシティ層にデータを書き込む速度を向上させるための機能拡張が含まれています。これらの変更により、仮想マシン I/O のパフォーマンスと再同期速度が向上します。
健全性チェックの追加と強化。vSAN 6.7 では、新しい健全性チェック機能がいくつか提供され、健全性サービスが強化されました。これにより、よりプロアクティブかつリアクティブに状況を確認できるようになります。
vSAN サポートの洞察。vSAN 6.7 では、匿名の環境データを VMware グローバル サポート サービス (GSS) に提供することでプロアクティブなサポートと迅速なトラブルシューティングを実現し、お客様のサポートを向上しています。このサポートを利用するには、カスタマ エクスペリエンス改善プログラム (CEIP) へのお客様の登録が必要です。
スワップ オブジェクトのシン プロビジョニングとポリシー継承の強化。vSAN 6.7 の仮想マシンのスワップ ファイルでは、シン プロビジョニングを含むすべての設定に仮想マシンのストレージ ポリシーを継承します。以前のバージョンでは、スワップ ファイルはすべてシック プロビジョニングされていました。
VMware vSAN コミュニティ
vSAN コミュニティ Web サイトを使用して、vSAN の使用中に見つかった問題に対してフィードバックを提供したり、サポートを依頼します。
本リリースに対応する製品のアップグレード
vSAN のアップグレードの詳細については、VMware vSAN 6.7 のドキュメント参照してください。
vSAN 6.7 は、vSphere 6.7 への完全アップグレードを必要とする新しいリリースです。vSAN 6.7 へのアップグレードを行うには次のタスクを実行します。
1.vCenter Server 6.7 へアップグレードします。詳細については、『VMware vSphere 6.7 リリース ノート』を参照してください。
2.ホストを ESXi 6.7 にアップグレードします。詳細については、『VMware vSphere 6.7 リリース ノート』を参照してください。
3.vSAN のオンディスク フォーマットをバージョン 6.0 にアップグレードする。
オンディスク フォーマット バージョン 5.0 からアップグレードする場合、ディスクの再フォーマット時にデータの退避は実行されません。
注:vSphere 6.5 Update 2 から vSphere 6.7 へのアップデートはサポートされていません。
容量の少ないホストのオンディスク フォーマットのアップグレード
vSAN オンディスク フォーマットのアップグレード中に、ディスク グループの退避が実行されます。ディスク グループが削除されて、オンディスク フォーマット バージョン 6.0 にアップグレードしてから、ディスク グループが再びクラスタに追加されます。2 ノードまたは 3 ノード クラスタ、または各ディスク グループを退避させるための十分なキャパシティのないクラスタの場合は、vSphere Client から [冗長性の低下を許可] を選択します。次の RVC コマンドを使用して、オンディスク フォーマットをアップグレードすることもできます:vsan.ondisk_upgrade --allow-reduced-redundancy
冗長性の低下を許可する場合、この方法ではデータがクラスタ内の他のホストに退避されないため、アップグレードの間、仮想マシンが保護されません。この方法では、各ディスク グループが削除されて、オンディスク フォーマットがアップグレードされ、ディスク グループが再びクラスタに追加されます。すべてのオブジェクトを引き続き使用できますが、冗長性は低下します。
vSAN 6.7 へのアップグレード中に重複排除(デデュープ)および圧縮を有効にすると、vSphere Client から [冗長性の低下を許可] を選択できます。
アップグレード中の健全性チェック エラーの確認
vSAN オンディスク フォーマットのアップグレード中に、物理ディスクの健全性チェック(メタデータの健全性チェック)が断続的に失敗することがあります。主に vSAN でストレージ デバイスに物理ブロックを割り当てる必要があるため、デステージ プロセスが遅れている場合、これらのエラーが発生する可能性があります。複数の仮想マシンの展開などのアクティビティの多い期間が終了した後は、この健全性チェックのステータスを確認してからアクションを実行します。健全性チェックが赤のままである場合、警告が有効になっています。健全性チェックが緑の場合、以前の警告を無視できます。詳細については、ナレッジベースの記事 2108690 を参照してください。
制限
vSAN 6.7 では、Configuration Assist およびアップデートは、Flex ベースの vSphere Web Client でのみ使用可能です。
vSAN 6.7 リリースにおける構成の上限については、『構成の上限』ドキュメントを参照してください。
既知の問題
- データストアの移行中に常駐ホストに障害が発生すると、vCenter Server で同じ名前の仮想マシンが複製される
Storage vMotion で、vSAN から別のデータストア(NFS など)に仮想マシンが移行しているときに、仮想マシンがあるホストが vSAN ネットワークの障害に遭遇して仮想マシンの HA フェイルオーバーが発生すると、仮想マシンが vCenter Server で複製されることがあります。
回避策:無効な仮想マシンの電源を切り、vCenter Server から登録解除します。
- vSphere Client を使用して重複排除または暗号化を無効にすると、冗長性の低下が許可されない
HTML ベースの vSphere Client では、重複排除と圧縮を無効にした場合、
または vSAN 6.7 クラスタで暗号化を無効にした場合、冗長性の低下が許可されません。vSAN は、フル データの退避で処理を実行します。
クラスタ構成の問題が発生するか、クラスタがいっぱいであるというエラー メッセージが表示されることがあります。回避策:vSphere Web Client を使用して、重複排除または暗号化を無効にします。
この問題が発生した場合は、健全性サービスを使用してクラスタ構成を修正します。
- vSAN クラスタに移動します。
- [監視] > [健全性] > [vSAN クラスタ構成の一貫性] の順にクリックします。
- [一貫性のない構成の修正] をクリックします。
- [冗長性の低下を許可] を選択し、[OK] をクリックします。
- 重複排除と圧縮を許可した後、vSAN キャパシティの概要に不正な情報が表示される
重複排除(デデュープ)と圧縮を有効にした後、HTML5 ベースの vSphere Client の [キャパシティの概要] に不正な情報が表示されることがあります。容量を示すバーが次の行まで折り返して表示されることがあります。この問題は、重複排除と圧縮を有効にした後に短時間発生します。
回避策:重複排除と圧縮のタスクが完了したら、vSphere Client の画面が更新されるまでしばらく待機します。
- 仮想マシンのストレージ ポリシーを変更すると、次のようなエラー メッセージが表示される。ストレージ ポリシーの変更に失敗しました: 12(メモリを割り当てることができません)
[Flash Read Cache の予約] が 0 より大きい値に設定されているポリシーを変更するか、任意の仮想マシンに割り当てることができます。仮想マシンがオールフラッシュの vSAN データストアにある場合、ストレージ ポリシーが失敗し、次のエラー メッセージが表示されます。
ストレージ ポリシーの変更に失敗しました: 12(メモリを割り当てることができません)
回避策:仮想マシンに別のストレージ ポリシーを割り当てます。
- 仮想マシンのコンプライアンスが不明として表示される
ESXi 6.0 Update 1 より前の ESXi ホストでは、ストレージのコンプライアンス チェックはサポートされません。ストレージのコンプライアンスは [不明] として表示されます。
次のようなメッセージが表示される場合があります:
StorageFault
"StorageFault"回避策:なし。
- カスタム ISO イメージが Update Manager の vSAN のビルドに関する推奨事項でサポートされない
vSAN 6.7 は、vSphere Update Manager のビルドに関する推奨事項でカスタム ISO をサポートしていません。カスタム ISO は、vSAN システムのベースラインの一部として使用できません。カスタム ISO を使用するベースラインは、「非準拠」と見なされます。
回避策:なし。
新しい vCenter Server で既存のストレッチ クラスタを再構成すると、vSAN が健全性チェックの警告を表示する
新しい vCenter Server で既存のストレッチ クラスタを再構築すると、vSAN クラスタの健全性チェックが赤になります。次のメッセージが表示されます:vSphere クラスタ メンバーと vSAN クラスタ メンバーが一致回避策:次の手順を使用してストレッチ クラスタを構成します。
- SSH を使用して、監視ホストにログインします。
- 監視ホスト上のディスクを廃止します。次のコマンドを実行します。esxcli vsan storage remove -s 「SSD UUID"
- 監視ホストをクラスタから強制的に離脱させます。次のコマンドを実行します。esxcli vsan cluster leave
- 新しい vCenter Server から [構成] > [vSAN] > [ストレッチ クラスタおよびフォールト ドメイン] の順に進んでストレッチ クラスタを再構成します。
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vCenter Server の置き換え中に「esxcli vsan health cluster list」コマンドを使用すると健全性の問題が表示される
vCenter Server の置き換え中に、コマンド「esxcli vsan health cluster list」を使用すると、健全性の問題が誤って表示されます。報告される問題は、ネットワーク接続、物理ディスクの健全性の取得、vSAN CLOMD の稼動状態などについてです。vCenter Server では、問題がないと報告されます。回避策:vCenter Server の置き換えの完了後、[クラスタ] > [監視] > [vSAN] > [健全性] の順に移動します。[クラスタ] > [vCenter Server の状態は信頼できます] の順に選択し、[ESXi 設定の更新] をクリックします。
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暗号化された vSAN クラスタで、失敗した浅い再キー化を vSAN 健全性サービスが修正すると、ディスク フォーマット変換 (DFC) が発生する
暗号化された vSAN クラスタで浅い再キー化操作に失敗すると、クラスタに新しい KEK を使用するホストと古い KEK を使用するホストが共存する不整合な状態が発生することがあります。vSAN 健全性サービスはこの不整合の検出と修正を試みます。修正中、vSAN はディスク フォーマット変換 (DFC) を実行します。vSAN クラスタに大量のデータがある場合、DFC に長い時間がかかることがあります。浅い再キー化操作の失敗と中断の可能性は低減することができます。
- クラスタ内のすべてのホストが接続されていて、稼動中であることを確認します。また、ホストが切断されていないこと、メンテナンスモードでないこと、パワーオフ状態でもないことを確認します。
- 浅い再キー化の開始前に、KMS 接続の健全性チェックが緑色で表示されていることを確認します。
回避策:なし。
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vSAN がサイズの大きいオブジェクトを再同期しているときに、ディスク フォーマットのアップグレードが失敗する
vSAN クラスタにサイズの非常に大きなオブジェクトが含まれている場合、オブジェクトの再同期中にディスク フォーマットのアップグレードに失敗することがあります。次のエラー メッセージが表示されることがあります:vSAN のオブジェクトの変換に失敗しました。オブジェクトが再同期されるまで、vSAN はアップグレードを実行できません。プロセスが完了する時間を確認するには、[監視] > [vSAN] > [コンポーネントの再同期] の順に選択して、再同期のステータスを確認します。
回避策:保留中の再同期がなくなるまで待機してから、ディスク フォーマットのアップグレードを再試行します。
vCenter Server で、デデュープおよび圧縮がサポートされていないと表示される
リンク モードで vCenter Server 6.5 以前を実行していると、重複排除(デデュープ)および圧縮の機能が [サポートされていません] と表示されます。vCenter Server からこれらの機能を有効にすることはできません。クラスタの構成中には、次のエラー メッセージが表示されることもあります。一部の要素を表示できなかったか、または要素の情報を時間内に取得できませんでした。
これは、vCenter Server のインターフェイスの問題で、vSAN クラスタの操作には影響しませんが、デデュープおよび圧縮を設定する機能には影響します。
回避策:デデュープおよび圧縮を設定するには、vCenter Server を最新のソフトウェア リリースにアップグレードするか、または PowerCLI などの別のインターフェイスを使用します。
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クラスタ一貫性の健全性チェックが深い再キー化操作の実行中に失敗する
暗号化された vSAN クラスタ上で深い再キー化操作を実行すると、完了するまで数時間かかる場合があります。再キー化の実行中に、次の健全性チェックで障害が検出される場合があります:クラスタ構成の一貫性。クラスタ一貫性チェックでは深い再キー化操作が検出されず、実際は問題が発生していない可能性があります。回避策:深い再キー化操作が完了した後で、vSAN クラスタ一貫性の健全性チェックを再テストします。
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DRS が無効の場合、仮想マシン OVF のデプロイが失敗する
vSAN クラスタに OVF テンプレートをデプロイする場合、vSAN クラスタ上で DRS が無効になっていると操作は失敗します。次のようなメッセージが表示されます。The operation is not allowed in the current state。回避策:OVF テンプレートをデプロイする前に、vSAN クラスタ上で DRS を有効にします。
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クラスタ上で vSAN を無効にした後で vSAN ストレッチ クラスタの構成が失われる
ストレッチ クラスタ上で vSAN を無効にすると、ストレッチ クラスタの構成は保持されません。ストレッチ クラスタ、監視ホストおよびフォールト ドメインの構成は失われます。回避策:vSAN クラスタを再度有効にするときに、ストレッチ クラスタのパラメータを再設定してください。
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クラスタ全体の障害の後、親なしまたはアクセス不能の仮想マシンが存在する
クラスタ全体の障害が発生した後、特に vSAN 暗号化を有効にするときに、パワーオフまたはサスペンドされた仮想マシンが親なしまたはアクセス不能の状態になる場合があります。回避策:次の手順を実行して親なしまたはアクセス不能の仮想マシンを再登録します。
- RVC を使用して vCenter Server に接続します。
- 親なしの仮想マシンがあるクラスタの名前に移動して、仮想マシンを再登録します。たとえば、クラスタの名前が「vsan」の場合は次のコマンドを実行します:vsan.check_state -ref /localhost/Datacenter/computers/vsan
サンプルの出力:
vsan.check_state -ref /localhost/Datacenter/computers/vsan
2017-03-03 18:54:04 +0000: Step 1: Check for inaccessible vSAN objects
2017-03-03 18:54:10 +0000: Step 1b: Check for inaccessible vSAN objects, again
2017-03-03 18:54:11 +0000: Step 2: Check for invalid/inaccessible VMs
2017-03-03 18:54:11 +0000: Step 2b: Check for invalid/inaccessible VMs again
2017-03-03 18:54:11 +0000: Step 3: Check for VMs for which VC/hostd/vmx are out of sync Did not find VMs for which VC/hostd/vmx are out of sync
監視ホストのオンディスク フォーマットのバージョンがデータ ホストのバージョンよりも新しい
vSAN 6.6 以降へのアップグレード中に監視ホストを変更すると、新しい監視ホストは最新のオンディスク フォーマット バージョンを受け取ります。監視ホストのオンディスク フォーマット バージョンが、データ ホストのオンディスク フォーマット バージョンよりも新しくなる場合があります。その場合、監視ホストはコンポーネントを格納することができません。回避策:次の手順を実行して、オンディスク フォーマットを以前のバージョンに変更します。
- 新しい監視ホスト上のディスク グループを削除します。
- 詳細なパラメータを設定し、以前のオンディスク フォーマットによるディスク グループのフォーマットを有効にします。詳細については、ナレッジベースの記事 KB2146221 を参照してください。
- データ ホストに一致するバージョンの vSAN オンディスク フォーマットを使用して、監視ホストに新しいディスク グループを再作成します。
- パワーオフされた仮想マシンが、監視ホストの交換中にアクセス不能として表示される
ストレッチ クラスタの監視ホストを変更するときに、パワーオフされた仮想マシンがアクセス不能として vSphere Web Client に短時間表示されます。プロセスが完了すると、パワーオフされた仮想マシンがアクセス可能と表示されます。すべての実行中の仮想マシンはプロセスを通じてアクセス可能として表示されます。
回避策:なし。
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障害のあるブート メディアがホストにあるとメンテナンス モードにすることができない
vSAN がブート メディアに障害のあるホストをメンテナンス モードにすることができません。設定の変更を保存することができないため、メンテナンス モードに移行するタスクは内部 vSAN エラーで失敗することがあります。次のようなログ イベントが表示されます:Lost Connectivity to the device xxx backing the boot filesystem回避策:データの完全退避オプションを使用して、各ホストからディスク グループを手動で削除します。それからホストをメンテナンス モードにします。
- ホストに障害が発生すると、健全性チェックがタイムアウトになる
クラスタ内の 1 台のホストに障害が発生すると、健全性チェックがタイムアウトになることがあります。次のようなメッセージが表示される場合があります:a back-end task took more than 120 seconds。vSAN 健全性サービスがホストに障害が発生したことを検出すると、ホストが再起動されます。健全性チェックは、10 分後に自動的に再開します。
回避策:なし。
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vSAN クラスタに vSphere 6.0 Update 1 以前の ESXi ホストがある場合、健全性サービスが動作しない
クラスタに vSphere 6.0 Update 1 以前のリリースを実行する ESXi ホストがある場合、vSAN 6.6 以降の健全性サービスは動作しません。回避策:vSphere 6.0 Update 1 以前のソフトウェアを実行している ESXi ホストを、vSAN 6.6 以降のクラスタに追加しないでください。
- ストレッチ クラスタのフェイルオーバーの後、優先サイト上の仮想マシンが次のアラートを登録する:Failed to failover
ストレッチ クラスタのセカンダリ サイトが失敗すると、仮想マシンは優先サイトにフェイルオーバーします。すでに優先サイトにある仮想マシンは次のアラートを登録する場合があります:Failed to failover。このアラートは無視してかまいません。これはフェイルオーバーの動作には影響しません。
回避策:なし。
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ネットワークのパーティショニング中に、アクティブなサイトのコンポーネントに一時的な障害が発生したと表示される
vSAN 2 ホストまたはストレッチ クラスタでのネットワークのパーティショニング中に、vSphere Web Client は、非アクティブ サイトの観点からクラスタのビューを表示することがあります。プライマリ サイトのアクティブ コンポーネントに一時的な障害が発生したと表示されることがあります。回避策:RVC コマンドを使用して、クラスタ内のオブジェクトの状態をクエリします。例:vsan.vm_object_info
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vCenter Server Appliance インストーラが、80 文字を超えるクラスタ名を許可してしまう
80 文字を超える vSAN クラスタ名を入力すると、vCenter Server Appliance インストーラはその名前を受け入れますが、構成は無効になります。vCenter Server Appliance は起動時に失敗します。回避策:80 文字以下の vSAN クラスタ名を入力します。
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vCenter Server Appliance インストーラが、フラッシュ ドライブと磁気ドライブの混在するキャパシティ層を許可してしまう
vCenter Server Appliance インストーラでは、新しい vSAN クラスタのディスク グループのキャパシティ層について、フラッシュ デバイスと磁気ディスクを混在させるよう選択できます。実際には、各ディスク グループのキャパシティ層は、すべてフラッシュ デバイスか、またはすべて磁気ディスクとする必要があります。回避策:vSAN クラスタのキャパシティ層にフラッシュ メモリと磁気ディスクを混在させないようにします。
- vSAN 暗号化構成を変更するときにホストを切断すると、構成の更新タスクが一時的に実行される
暗号化された vSAN クラスタの構成に暗号化をオンまたはオフにする、あるいは KMS キーを変更するなどの変更を行うと、すべてのホストが再接続するか、5 分が経過するまで、vSAN 構成の更新タスクが各ホスト上で 3 秒間隔で実行されます。このタスクにより発生する問題はありません。また、パフォーマンスにもほとんど影響しません。
回避策:なし。
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強制的な修復後、一部のオブジェクトが非準拠になる
強制的な修復後、一部のオブジェクトが修復されないままになることがあります。これは、オブジェクトの所有権が処理中に別のノードに転送されたためです。これらのオブジェクトに対する強制的な修復は遅延することがあります。回避策:他のすべてのオブジェクトが修復され再同期された後で、強制的な修復を実行します。vSAN がオブジェクトを修復するまで待機することができます。
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ある暗号化クラスタから別の暗号化クラスタに移動したホストを元のクラスタに戻すと、タスクが失敗する
ある暗号化 vSAN クラスタから別の暗号化 vSAN クラスタにホストを移動し、そのホストを元の暗号化クラスタに戻すと、タスクが失敗する場合があります。次のようなメッセージが表示される場合があります:一般的なシステム エラーが発生しました:無効な障害です。このエラーは、vSAN が元の暗号化キーを使用してホスト上のデータを再暗号化できないことが原因で発生します。しばらくすると、vCenter Server がホスト上で元のキーをリストアし、vSAN クラスタ内のマウント解除されていたディスクがすべてマウントされます。回避策:ホストを再起動し、すべてのディスクがマウントされるまで待ちます。
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サイトの復元後、ストレッチ クラスタのバランスが失われる
ストレッチ クラスタの障害のあるサイトを復元する場合、そのサイトのホストが長い時間をかけて連続的に戻されることがあります。vSAN は、不完全なコンポーネントの修復を開始するときに一部のホストを過度に使用する可能性があります。回避策:障害のあるサイトのすべてのホストを、短時間で一括して復元します。
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ストレッチ クラスタでの HA マスターの問題が原因で、仮想マシン操作が失敗する
ストレッチ クラスタでの特定の障害シナリオで、vMotion や仮想マシンのパワーオンなどの特定の仮想マシン操作が影響を受ける場合があります。該当する障害シナリオには、サイトの一部または全体の障害や、サイト間の高速ネットワークの障害などがあります。この問題は、ストレッチ クラスタ サイトの通常操作に使用される VMware HA への依存性が原因です。回避策:vMotion、仮想マシンの作成、または仮想マシンのパワーオンを実行する前に、vSphere HA を無効にします。その後、vSphere HA を再び有効にします。
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ディスクの廃止またはマウント解除のタスクが失敗する
データ書き込みコミット タスクと仮想ディスク削除タスクの間の競合が原因で、ディスクの廃止またはマウント解除のタスクが失敗する場合があります。この問題は、新しい vSAN オンディスク フォーマットを必要とするアップグレードを行っているときに発生することがあります。VMkernel.log に次のメッセージが記録されている可能性があります。4724 2017-04-10T18:46:51.309Z cpu30:67232)LSOM: LSOMFreeMDDispatch:3797: Throttled: Waiting for component cleanup
回避策:ホストを再起動して競合を解消し、操作を再実行します。
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ディスク グループがアンマウントされている場合、深い再キー化を実行することができない
vSAN は、深い再キー化を実行する前に浅い再キー化を実行します。アンマウントされたディスク グループがある場合、浅い再キー化は失敗します。そのため、深い再キー化を開始することができません。回避策:アンマウントされたディスク グループを再マウントするか削除します。
ログ エントリにファイアウォール構成が変更されたことが示されている
vSAN 暗号化を有効にすると、次の新しいファイアウォール エントリがセキュリティ プロファイルに表示されます:vsanEncryption。このルールは、ホストが KMS とどのように直接通信するかを制御します。ルールが適用されると、ログ エントリが /var/log/vobd.log に追加されます。次のメッセージが表示される場合があります:Firewall configuration has changed.Operation 'addIP4' for rule set vsanEncryption succeeded.
Firewall configuration has changed.Operation 'removeIP4' for rule set vsanEncryption succeeded.これらのメッセージは無視することができます。
回避策:なし。
vSAN データストアでの First Class Disks に対するサポートに制限がある
vSAN 6.6 以降では、vSAN データストア内の First Class Disks は完全にはサポートされていません。vSAN データストア内で First Class Disks を使用すると、次の問題が発生することがあります。- vSAN 健全性サービスで、First Class Disks の健全性が正しく表示されない。
- [使用済み容量の内訳] で、First Class Disks に対する使用済み容量が次のカテゴリに含まれる:その他。
- First Class Disks を使用する仮想マシンの健全性ステータスが正しく計算されない。
回避策:なし。
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vmknic 上で監視トラフィックをサポートするトラフィック タイプ オプションを設定した後、HA フェイルオーバーが発生しない
vmknic 上で監視トラフィックをサポートするトラフィック タイプ オプションを設定すると、vSphere HA は自動的に新しい設定を検出しません。HA を一度手動で無効にしてから再度有効にして vmknic を検出できるようにする必要があります。vmknic および vSAN クラスタを最初に構成し、次にクラスタ上で HA を有効にすれば、vmknic が検出されます。回避策:クラスタ上で vSphere HA を手動で無効にしてから再度有効にします。
- iSCSI MCS がサポートされていない
vSAN iSCSI ターゲット サービスでは、Multiple Connections per Session (MCS) がサポートされていません。
回避策:なし。
すべての iSCSI イニシエータで iSCSI ターゲットが検出される
vSAN iSCSI ターゲット サービスでは、ネットワーク上のすべてのイニシエータで iSCSI ターゲットが検出されます。回避策:ESXi ホストを個別の VLAN に配置することによって、それらのホストを iSCSI イニシエータから隔離します。
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ネットワーク パーティションの解決後、リンク クローン仮想マシンでの一部の仮想マシン操作が失敗することがある
ゲスト OS 内に I/O が発生していないリンク クローン仮想マシン上での一部の仮想マシン操作が失敗することがあります。失敗する可能性がある操作には、スナップショットの作成や仮想マシンのサスペンドが含まれます。この問題は、ネットワーク パーティションが解決された後、親ベース仮想マシンのネームスペースにまだアクセスできない場合に発生する可能性があります。親仮想マシンのネームスペースがアクセス可能になった場合、HA には仮想マシンをパワーオンするように通知されません。回避策:I/O 操作がアクティブに実行されていない仮想マシンの電源を入れ直します。
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[vSAN を構成] ウィザードを使用した後、Web Client からログアウトすると、一部の構成タスクが失敗することがある
[vSAN を構成] ウィザードでは、構成タスクを完了するのに最大数時間かかる場合があります。ウィザードが構成を完了するまで、Web Client にログインしたままにする必要があります。通常この問題は、多くのホストやディスク グループが含まれるクラスタ内で発生します。回避策:一部の構成タスクが失敗した場合は、その構成を再度実行します。
- 古い ESXi ソフトウェア バージョンのホストで新しいポリシー ルールが無視される
この問題は、複数の vSAN クラスタがあり、一方のクラスタで最新のソフトウェアが実行されていて、他方のクラスタで古いバージョンのソフトウェアが実行されている場合に発生することがあります。vSphere Web Client には、最新の vSAN ソフトウェアのポリシー ルールが表示されますが、それらの新しいポリシーは古いホストではサポートされません。たとえば、「RAID-5/6(イレージャ コーディング) – 容量」は、6.0U1 以前のソフトウェアが実行されているホストではサポートされません。新しいポリシー ルールを構成して、任意の仮想マシンおよびオブジェクトに適用できますが、古いソフトウェア バージョンが実行されているホストでは無視されます。
回避策:なし。
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vSAN 容量モニターの [使用済み容量の内訳] にスナップショット メモリ オブジェクトが表示されない
ハードウェア バージョン 10 より前の仮想マシンの場合、スナップショット メモリは [使用済み容量の内訳] の [vmem オブジェクト] に含まれます。回避策:[使用済み容量の内訳] でスナップショット メモリ オブジェクトを表示するには、ハードウェア バージョン 10 以降で仮想マシンを作成します。
- vSAN 6.5 以降にアップグレードすると、仮想マシンの [サマリ] ページに表示されるストレージ使用量が増えているように見えることがある
vSAN の以前のリリースでは、仮想マシンのストレージ使用量の値は、データの単一のコピーで使用されている容量でした。たとえば、ゲストが 1 GB を 2 つのミラーがあるシンプロビジョニング オブジェクトに書き込んだ場合、ストレージ使用量は 1 GB として表示されていました。vSAN 6.5 以降の [ストレージ使用量] フィールドには、データのすべてのコピーを含む実際の使用量が表示されます。そのため、ゲストが 1 GB を 2 つのミラーがあるシンプロビジョニング オブジェクトに書き込んだ場合、ストレージ使用量は 2 GB として表示されます。アップグレードすると、一部の仮想マシンで表示されるストレージ使用量が増えているように見えることがありますが、実際の使用量は増加していません。
回避策:なし。
監視ホストをメンテナンス モードに切り替えることができない
監視ホストをメンテナンス モードに切り替えようとしても、ホストの状態は変わらず、次の通知が表示されます。指定されたパラメータが正しくありませんでした。回避策:監視ホストをメンテナンス モードに切り替える場合、[データの移行なし] オプションを選択します。
監視ホストを拡張クラスタ内に移動し、その監視ホストを拡張クラスタの外に移動すると、クラスタの構成が誤った状態のままになる
vSAN 対応の vCenter Server クラスタに監視ホストを配置すると、監視ホストをクラスタに配置できないことがアラームで通知されます。ただし、監視ホストをクラスタから移動しても、クラスタの構成が誤った状態のままになります。回避策:監視ホストを vSAN 拡張クラスタから移動し、拡張クラスタを再構成します。詳細については、ナレッジベースの記事 2130587 を参照してください。
HA ハートビート データストアのあるクラスタ内でネットワークのパーティション分割が発生した場合に、他のデータ サイト上で仮想マシンが再起動されない
vSAN クラスタ内の優先サイトまたはセカンダリ サイトで他のサイトへのネットワーク接続が失われた場合、ネットワーク接続を失ったサイト上で実行中の仮想マシンが他のデータ サイト上で再起動されず、次の内容のエラーが表示される場合があります。vSphere HA による仮想マシン HA のフェイルオーバーが失敗しました。これは、vSAN クラスタにおいて想定されている動作です。
回避策:クラスタで vSphere HA を構成中は、HA ハートビート データストアを選択しないでください。
- アンマウントされた vSAN ディスクおよびディスク グループが、vSphere Web Client の [動作ステータス] フィールドで [マウント済み] として表示される
ディスクの待ち時間が継続的に長くなっている場合に、esxcli vsan storage disk group unmount コマンドまたは vSAN のデバイス監視サービスを実行して vSAN ディスクまたはディスク グループをアンマウントした後で、vSphere Web Client の [動作ステータス] フィールドに [マウント済み] として誤って表示されます。
回避策:[動作ステータス] フィールドの代わりに、[健全性] フィールドを使用してディスク ステータスを確認します。