vSphere Auto Deploy のルール セットにルールを追加したり、1 つ以上のルールを変更したりする場合、ホストは自動的にアップデートされません。ユーザーがルールのコンプライアンスのテストと修復を行った場合にのみ、vSphere Auto Deploy は新しいルールを適用します。

前提条件

  • システムの準備および Auto Deploy サーバのインストール詳細については、vSphere Auto Deploy 用にシステムを準備を参照してください。
  • インフラストラクチャに vSphere Auto Deploy を使用してプロビジョニングされた ESXiホストが 1 つ以上含まれており、PowerCLI をインストールしたホストがそれらの ESXi ホストにアクセスできることを確認します。

手順

  1. PowerCLI セッションで Connect-VIServer コマンドレットを実行し、vSphere Auto Deploy が登録される vCenter Server システムに接続します。
    Connect-VIServer ipv4_or_ipv6_address
    この コマンドレットはサーバ証明書の警告を返す場合があります。本番環境では、サーバ証明書の警告が表示されないことを確認します。開発環境では、この警告は無視できます。
  2. PowerCLIを使用して、現在使用可能な vSphere Auto Deploy ルールを確認します。
    Get-DeployRule
    システムは、該当するルールと、それに関連する項目およびパターンを返します。
  3. 使用可能なルールの 1 つを変更します。

    たとえば、イメージ プロファイルおよびルールの名前を変更することができます。

    Copy-DeployRule -DeployRule testrule -ReplaceItem MyNewProfile 
    			 
    すでにアクティブなルール セットに追加されているルールは編集できません。代わりに、ルールをコピーして、変更する項目またはパターンを置き換えることはできます。
  4. ルール セットのコンプライアンスをテストするホストにアクセスできることを確認します。
    Get-VMHost -Name MyEsxi42
  5. そのホストのルール セットのコンプライアンスをテストし、後で使用するために、戻り値を変数にバインドするコマンドレットを実行します。
    $tr = Test-DeployRuleSetCompliance MyEsxi42
  6. ルール セットの内容と、ホストの構成の間の差異を確認します。
    $tr.itemlist
    新しいルール セットのコンプライアンスをテストするホストが、アクティブなルール セットに準拠している場合は、現在のアイテムと予測されるアイテムの表が返されます。
    CurrentItem                             ExpectedItem
    -----------                             ------------   
    My Profile 25                           MyNewProfile
    
  7. ホストの次の起動時に、変更されたルール セットを使用するように、ホストを修復します。
    Repair-DeployRuleSetCompliance $tr

次のタスク

変更したルールでインベントリの場所が指定されている場合、コンプライアンスの修復時に変更内容が即座に反映されます。それ以外のすべての変更内容は、ホストを再起動することで、vSphere Auto Deploy によって新しいルールが適用され、ルール セットとホスト間のコンプライアンスが達成されます。