対話形式のインストールでは、必要な情報の入力を求めるメッセージがシステムに表示されます。スクリプトによるインストールでは、この情報をインストール スクリプト内に指定する必要があります。

今後の使用に備えて、インストール中に使用した値を書き留めてください。ESXiを再インストールし、最初に選択した値を再入力する必要が生じた場合にこのメモが役立ちます。

表 1. ESXiのインストールに必要な情報
詳細情報 必須またはオプション デフォルト コメント
キーボード レイアウト 必須 米国英語  
VLAN ID オプション なし 範囲: 0~4094
IP アドレス オプション DHCP インストール中に DHCP でネットワークを構成できます。インストール後にネットワーク設定を変更できます。
サブネット マスク オプション IP アドレスに基づいて計算
ゲートウェイ オプション 設定されている IP アドレスとサブネット マスクに基づく
プライマリ DNS オプション 設定されている IP アドレスとサブネット マスクに基づく
セカンダリ DNS オプション なし
ホスト名 固定 IP アドレス設定の場合は必須 なし vSphere Clientはホスト名または IP アドレスのいずれかを使用して ESXi ホストにアクセスします。
インストール場所 必須 なし コンポーネントを 1 つのディスクにインストールする場合は、5 GB 以上必要です。
ESXiの既存の設定を移行します。既存の VMFS データストアを維持します。 ESXiがすでにインストールされているドライブ上で、ESXi をインストールする場合に必要です。 なし

すでに、ESXi5.x をインストールしていると、ESXi インストーラでは、インストール中に VMFS データストアを保持するか上書きするかを選択できます。

root パスワード 必須 なし root パスワードは、8~40 文字である必要があります。パスワードの詳細については、『vSphere セキュリティ』ドキュメントを参照してください。