vSphere システムに NSX-T Data Center が含まれている場合、ESXi ホストを以前のバージョンの ESXi から 7.0 以降にアップグレードするには、アップグレードに使用するソフトウェア仕様(ベースライン)に NSX カーネル モジュールが含まれていることを事前に確認する必要があります。このために、New-IsoImage
PowerCLI コマンドレットを使用して新しい ISO イメージを作成し、任意の方法で ESXi アップグレードを実行することができます。
前提条件
- VMware Customer Connectから、環境にデプロイされた NSX-T Data Center のバージョンの NSX Kernel Module for VMware ESXi 7.0 zip ファイルをダウンロードします。たとえば、VMware NSX-T Data Center 3.0.0 の場合は、nsx-lcp-3.0.0.0.0.15945993-esx70.zip をダウンロードします。
- PowerCLI および前提となるすべてのソフトウェアをインストールします。vSphere ESXi Image Builder のインストールおよび使用を参照してください。
- 使用するソフトウェア仕様を含むソフトウェア デポにアクセスできることを確認します。
手順
- ♦ PowerCLI セッションで New-IsoImage コマンドレットを実行し、
Depots
、Destination
、およびSoftwareSpec
パラメータを渡して ISO イメージを生成します。たとえば、PS C:\Users\Administrator> New-IsoImage -Depots "C:\VMware-ESXi-7.0U1-16850804-depot.zip","C:\nsx-lcp-3.0.0.0.0.15945993-esx70.zip", -Destination C:\<your new ISO image name>.iso -SoftwareSpec C:\<your file name>.json
など。このコマンドでは、ESXi 基本イメージと NSX カーネル zip ファイル、および JSON ファイル内の目的のイメージのソフトウェア仕様を使用して、新しい ISO イメージを作成します。任意の数とソフトウェア デポ(オフラインとオンライン)の組み合わせを使用できます。ESXi 7.0 にアップグレードする場合は、New-IsoImage コマンドレットによって、vSphere Lifecycle Manager で必要になる ESXi 7.0.x の他のメタデータが保持されます。
次のタスク
新しい ISO イメージを使用して、任意の方法で ESXi のアップグレードを完了します。vSphere Lifecycle Manager アップグレード ワークフローの詳細については、『ホストとクラスタのライフサイクルの管理』ガイドを参照してください。