CLI インストーラを使用すると、vCenter Serverアプライアンスの無人デプロイを行うことができます。CLI デプロイは、アプライアンスをデプロイするネットワークにある Windows、Linux、または Mac のマシンから実行する必要があります。
前提条件
- vCenter Server アプライアンスのデプロイの前提条件を参照してください。
- CLI デプロイ用の JSON 構成ファイルの準備。
- CLI デプロイ コマンドの構文を確認します。
- クライアント マシンへのログインに使用するユーザー名、vCenter Serverインストーラへのパス、JSON 構成ファイルへのパス、JSON 構成ファイル内の文字列が ASCII 文字のみ含むことを確認します。拡張 ASCII および非 ASCII 文字はサポートされません。
- Windows 10 より前のバージョンの Windows では、このユーティリティを実行するために、Visual C++ 再頒布可能ライブラリのバージョン 14 以降をインストールする必要があります。これらのライブラリの Microsoft インストーラは、vcsa\ovftool\win32\vcredist ディレクトリにあります。
手順
- オペレーティング システムの vcsa-cli-installer サブディレクトリに移動します。
- Windows OS でデプロイを実行している場合は、vcsa-cli-installer\win32 ディレクトリに移動します。
- Linux OS でデプロイを実行している場合は、vcsa-cli-installer/lin64 ディレクトリに移動します。
- Mac OS でデプロイを実行している場合は、vcsa-cli-installer/mac ディレクトリに移動します。
- (オプション) アプライアンスをデプロイしないでデプロイ前のチェックを実行し、デプロイ テンプレートが正しく準備されたことを確認します。
vcsa-deploy install --precheck-only path_to_the_json_file
- デプロイ コマンドを実行します。
vcsa-deploy install --accept-eula --acknowledge-ceip optional_arguments path_to_the_json_file
optional_arguments を使用して、スペース区切りの引数を入力し、デプロイ コマンドに追加の実行パラメータを設定します。
例えば、インストーラが生成するログなどの出力ファイルの場所を設定することができます。
vcsa-deploy install --accept-eula --acknowledge-ceip --log-dir=path_to_the_location path_to_the_json_file