vSphere は、デフォルトで、Transport Security Layer (TLS) 1.2 暗号化プロトコルをサポートしています。以前のリリースからアップグレードまたは移行すると、TLS 1.0 および TLS 1.1 の暗号化プロトコルが無効になり、TLS 1.2 を使用するように他の VMware 製品およびサードパーティ製品を再構成しなければならなくなる可能性があります。

アップグレードまたは移行中に、TLS 1.2 プロトコルのみが有効であることを示す通知メッセージが表示されます。TLS 1.2 をサポートしていない製品またはサービスをサポートするために TLS 1.0 および TLS 1.1 プロトコルを使用する必要がある場合は、TLS 構成ユーティリティを使用して、複数の TLS プロトコルのバージョンを有効または無効にすることができます。TLS 1.0 を無効にすることも、TLS 1.0 と TLS 1.1 の両方を無効にすることもできます。

TLS 1.0 および TLS 1.1 を無効にできる VMware 製品のリストについては、VMware ナレッジべースの記事 KB2145796 を参照してください。TLS プロトコル構成を管理する方法や、TLS 構成ユーティリティを使用する方法については、『VMware セキュリティ』ドキュメントを参照してください。