動的ベースラインは、特定の条件を満たすパッチのセットです。動的ベースラインの内容は、使用可能なパッチに応じて異なります。ベースラインから特定のパッチを手動で削除したり、追加したりすることができます。
前提条件
必須権限:VMware vSphere Lifecycle Manager.ベースラインの管理
手順
- vSphere Lifecycle Manager ホスト ビューに移動します。
- vSphere Client で [メニュー] > [Lifecycle Manager] の順に選択します。
- [Lifecycle Manager] ドロップダウン メニューから vCenter Server システムを選択します。
ドロップダウン メニューは、複数の vCenter Server システムが共通の vCenter Single Sign-On ドメインによって接続されている場合にのみ使用できます。 vCenter Server システムを選択して、管理する vSphere Lifecycle Manager インスタンスを指定します。
- [ベースライン] タブで、[新規] > [ベースライン] の順に選択します。
[ベースラインの作成] ウィザードが表示されます。
- [名前と説明] ページで、ベースラインに関する情報を入力し、[次へ] をクリックします。
- ベースラインの名前を入力し、必要に応じて説明を入力します。
- [アップグレード]、[パッチ]、または[拡張機能]のラジオ ボタンを選択します。
- [パッチの自動選択] ページで、ベースラインにパッチを追加する際の条件を設定します。
- 各チェックボックスを選択し、ベースラインの自動更新を有効にします。
- [条件] タブで、ベースラインに追加する際にパッチが満たす必要がある条件を指定し、[次へ] をクリックします。
オプション 説明 パッチ ベンダー 使用するパッチ ベンダーを指定します。 注: vSphere 7.0 では、インボックス コンポーネントの VMware のベンダー名が VMware, Inc. から VMware に変更されました。その結果、フィルタを使用して名前が VMware のコンポーネントのみを表示した場合、フィルタリングされたリストには 6.x の VMware, Inc と 7.0 パッチの VMware が両方含まれます。製品 使用するパッチを、選択した製品またはオペレーティング システムに限定します。
製品名の最後のアスタリスクは、任意のバージョン番号を示すワイルドカードです。
重要度 含めるパッチの重要度を指定します。 カテゴリ 含めるパッチのカテゴリを指定します。 リリース日 パッチ リリースの日付の範囲を指定します。 これらのフィールド間の関係は、ブール演算子 AND で定義されます。たとえば、製品と重要度オプションを選択すると、パッチは、選択された製品と指定された重要度に該当するパッチに限定されます。 - (オプション) [一致] タブから、条件に一致するパッチを選択解除して、ベースラインから永続的に除外します。
- (オプション) [除外] および [選択済み] タブで、ベースラインから除外されたパッチと、ベースラインに含めたパッチを確認します。
[一致]、 [除外]、 [選択済み] タブの各列ヘッダーの横にあるフィルタ アイコンを使用して vSphere Lifecycle Manager デポで使用可能なパッチをフィルタリングできます。これにより、ベースラインで除外または含める対象とする特定のパッチを見つけやすくなります。複数の条件を使用してパッチをフィルタリングする場合は、これらのフィルタ条件間の関係をブール演算子 AND で定義します。 - [パッチの手動選択] ページで、ベースラインに含めるパッチを個別に選択し、[次へ] をクリックします。
このページに表示されるパッチは、 [パッチの自動選択] 画面で設定した条件と一致しないパッチです。各列ヘッダーの横にあるフィルタ アイコンを使用して vSphere Lifecycle Managerデポで使用可能なパッチをフィルタリングし、ベースラインに含める特定のパッチを見つけることができます。複数の条件を使用してパッチをフィルタリングする場合は、これらのフィルタ条件間の関係をブール演算子 AND で定義します。
動的ベースラインに手動で追加したパッチは、自動的にダウンロードしたパッチに関係なく、ベースラインに残ります。
- [概要] ページで選択内容を確認し、[完了] をクリックします。
結果
新規ベースラインが、[ベースライン] タブのベースライン リストに表示されます。ベースラインは、データセンター、クラスタ、またはホストに添付できます。