Active Directory(統合 Windows 認証)ID ソースのタイプを選択する場合、ローカル マシン アカウントをサービス プリンシパル名 (SPN) として使用するか、または SPN を明示的に指定できます。このオプションは、vCenter Single Sign-On サーバが Active Directory ドメインに参加している場合にのみ使用できます。

Active Directory(統合 Windows 認証)ID ソース使用の前提条件

Active Directory(統合 Windows 認証)ID ソースが利用可能な場合にのみ、これを使用するように vCenter Single Sign-On を設定できます。『vCenter Server の構成』ドキュメントの手順を実行してください。

注: Active Directory (統合 Windows 認証)は、Active Directory ドメイン フォレストのルートを常に使用します。Active Directory フォレスト内の子ドメインを使用して統合 Windows 認証 ID ソースを構成する方法については、VMware のナレッジベースの記事 ( http://kb.vmware.com/kb/2070433) を参照してください。

設定を迅速に行うには、[マシン アカウントを使用] を選択します。vCenter Single Sign-On が稼動するローカル マシンの名前を変更予定の場合は、SPN を明示的に指定することをお勧めします。

セキュリティ強化が必要になる可能性のある場所の特定のために Active Directory で診断イベント ログを有効にしていると、そのディレクトリ サーバにイベント ID 2889 のログ イベントが表示されることがあります。統合 Windows 認証を使用している場合、イベント ID 2889 はセキュリティ リスクではなく、異常として生成されます。イベント ID 2889 の詳細については、https://kb.vmware.com/s/article/78644にある VMware ナレッジベースの記事を参照してください。

表 1. ID ソース設定の追加
テキスト ボックス 説明
[ドメイン名] mydomain.com のような完全修飾ドメイン名(FQDN)。IP アドレスは指定しないでください。このドメイン名は、vCenter Server システムによって DNS の名前解決が可能である必要があります。
[マシン アカウントを使用] ローカル マシン アカウントを SPN として使用する場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択する場合は、ドメイン名のみを指定します。マシン名を変更する場合は、このオプションを選択しないでください。
[サービス プリンシパル名 (SPN) を使用] ローカル マシン名を変更する場合は、このオプションを選択します。SPN、ID ソースで認証できるユーザー、およびそのユーザーのパスワードを指定する必要があります。
[サービス プリンシパル名 (SPN)] Kerberos による Active Directory サービスの特定を支援する SNP。STS/example.com のように、名前にドメインを含めます。

SPN はドメイン全体で一意である必要があります。setspn -S コマンドを実行すると、重複が作成されていないことをチェックできます。setspn の情報については、Microsoft のドキュメントを参照してください。

[ユーザー プリンシパル名 (UPN)]

[パスワード]

この ID ソース ソースで認証できるユーザー名とパスワード。[email protected] のように、メール アドレスの形式を使用します。ユーザー プリンシパル名は、Active Directory サービス インターフェイス エディタ(ADSI エディタ)で検証できます。