サード パーティのデバイス、機能、または製品の中には、Fault Tolerance と相互運用できないものもあります。

仮想マシンで Fault Tolerance を使用できるようにするには、仮想マシンで次の機能またはデバイスを使用しないでください。

表 1. Fault Tolerance と互換性のない機能とデバイス、および対策
互換性のない機能またはデバイス 対策
物理的な Raw ディスク マッピング (RDM)。 レガシー FT により、物理 RDM でバッキングされた仮想デバイスを使用している仮想マシンを、仮想 RDM を使用するように再構成することができます。
物理デバイスまたはリモート デバイスでバッキングされた CD-ROM またはフロッピー仮想デバイス。 CD-ROM またはフロッピー仮想デバイスを削除するか、共有ストレージにインストールされている ISO でバッキングを再構成します。
USB およびサウンド デバイス。 これらのデバイスを仮想マシンから削除します。
N_Port ID Virtualization (NPIV)。 仮想マシンの NPIV 構成を無効にします。
NIC パススルー。 この機能は Fault Tolerance でサポートされていないため、オフにする必要があります。
ホット プラギング デバイス。 Fault Tolerance 対応の仮想マシンに対して、ホット プラグ機能は自動的に無効になります。デバイスをホットプラグするには、取り付ける場合でも取り外す場合でも、少しの間 Fault Tolerance をオフにしてホットプラグを実行してから、Fault Tolerance をオンにします。
注: Fault Tolerance を使用するとき、仮想マシンを実行中に仮想ネットワーク カードの設定を変更するのはホットプラグ操作になります。それは、ネットワーク カードを「取り外して (アンプラギング)」から再度「取り付ける (プラギング)」必要があるからです。たとえば実行中の仮想マシンの仮想ネットワーク カード (仮想 NIC) が接続されているネットワークを変更する場合、Fault Tolerance を最初にオフにする必要があります。
シリアル ポートまたはパラレル ポート これらのデバイスを仮想マシンから削除します。
3D を有効にしたビデオ デバイス。 Fault Tolerance は、3D を有効にしたビデオ デバイスをサポートしていません。
仮想マシン通信インターフェイス (VMCI) Fault Tolerance によってサポートされていません。
2TB を超える VMDK Fault Tolerance は、2TB を超える VMDK ではサポートされていません。