vCenter HA の構成を行うには、いくつかの要素を事前に考慮しておく必要があります。異なるバージョンの vSphere を使用したコンポーネントが混在する環境では、vSphere 7.0 のコンポーネントのみを含む環境とは異なる考慮事項があります。またリソース要件とソフトウェア要件、ネットワークの設定も慎重に考慮しなければなりません。 vCenter アーキテクチャの概要vCenter HA クラスタは、3 つの vCenter Server インスタンスから成ります。1 つ目のインスタンスは、最初はアクティブ ノードとして使用され、パッシブ ノードと監視ノード用にそのクローンが 2 回作成されます。アクティブ-パッシブのフェイルオーバー ソリューションは、この 3 つのノードが一体となって実現されます。 vCenter HA のハードウェア要件とソフトウェア要件 vCenter HA をセットアップする前に、必要なメモリと CPU、データストア リソースがあること、またご使用のバージョンの vCenter Server および ESXi が vCenter HA をサポートしていることを確認してください。 vSphere Client の設定ワークフローの概要 vSphere Client で [vCenter HA の設定] ウィザードを使用して、パッシブ ノードと監視ノードを構成することができます。[vCenter HA の設定] ウィザードを選択した場合は、vCenter HA の設定の一環としてパッシブ ノードと監視ノードが自動的に作成されます。手動オプションを選択した場合は、アクティブ ノードのクローンを手動で作成してパッシブ ノードと監視ノードを作成する必要があります。 親トピック: vCenter High Availability 前のトピック: vCenter High Availability 次のトピック: vCenter アーキテクチャの概要