クラスタに DRS アフィニティ ルールを作成すると、仮想マシンのフェイルオーバー中に vSphere HA がそのルールをどのように適用するかを指定できます。
vSphere HA のフェイルーバーの動作に指定できる 2 種類のルールを以下に挙げます。
- フェイルオーバー アクション中、指定された仮想マシンをフェイルオーバーに参加させない、仮想マシン非アフィニティ ルール。
- フェイルオーバー アクション中、指定された仮想マシンを特定のホストまたは定義されたホスト グループのメンバーに配置する、仮想マシンとホスト間のアフィニティ ルール。
DRS アフィニティ ルールを編集するときに、vSphere HA の詳細オプションを使用して vSphere HA に必要なフェイル オーバーの動作を強制する必要があります。
- [HA はフェイルオーバー中に仮想マシン非アフィニティ ルールを順守する必要があります] -- 仮想マシン非アフィニティ ルールの詳細オプションが設定されていると、仮想マシンをフェイルオーバーするとルールに反する場合、vSphere HA はフェイルオーバーを実行しません。代わりに、vSphere HA はフェイルオーバーを実行するためのリソースが不足していることを報告するイベントを発行します。
- [HA はフェイルオーバー中に仮想マシンとホスト間のアフィニティ ルールを順守する必要があります]: vSphere HA は、このルールが指定された仮想マシンを、できる限り指定されたホストに配置するように試みます。
詳細については、vSphere HA の詳細オプションを参照してください。
注: ルールを設定した直後(デフォルトで 5 分以内)にホストの障害が発生した場合、vSphere HA は、仮想マシンとホスト間のアフィニティ ルールのマッピングを無視して、DRS が無効なクラスタ内の仮想マシンを再起動できます。