ESXi ホストを新しいバージョンにアップグレードした後、VMware Host Client を使用して ESXi ホストにアクセスすると、ブラウザ コンソールにエラー メッセージが表示されて接続に失敗することがあります。

問題

ESXi ホストを新しいバージョンにアップグレードした後に、 https://host-fqdn/ui または https://1.2.3.4/ui に移動すると、次のエラーが表示されることがあります。
「503 サービスを利用できません (エンドポイントに接続できませんでした: [N7Vmacore4Http16LocalServiceSpecE:0xffa014e8] _serverNamespace = /ui _isRedirect = false _port = 8308)」

原因

アップグレード後でも /etc/vmware/rhttpproxy/endpoints.conf への変更が維持されるため、/ui エンドポイントによって VMware Host Client がオーバーライドされます。

ESXi 6.0 以降のホストの endpoint.conf ファイルに /ticket がない場合、ブラウザ内の仮想マシン コンソールに「接続に失敗しました」というエラー メッセージが表示されますが、VMware Remote Console は機能し続けます。

解決方法

  1. SSH または ESXi Shell を使用して ESXi ホストにログインします。
    SSH を使用する場合は、最初に SSH を有効にする必要がある場合があります。SSH は DCUI を使用して有効にできます。
  2. endpoints.conf ファイルをバックアップします。
    cp /etc/vmware/rhttpproxy/endpoints.conf /tmp
  3. エディタで /etc/vmware/rhttpproxy/endpoints.conf ファイルを開き、次の行を削除します。
    /ui local 8308 redirect  allow
  4. [rhttpproxy] 構成管理サーバを再起動します。
    /etc/init.d/rhttpproxy restart
  5. VMware Host Client にアクセスするには、https://host-fqdn/ui を含むセキュアな URL 内でホストに指定されたフル ネームを使用するか、有効な数値形式の IP アドレス https://1.2.3.4/ui を使用します。