仮想マシンは、最大で 4 つの仮想シリアル ポートを使用できます。仮想シリアル ポートは、物理シリアル ポートまたはホスト コンピュータ上のファイルに接続できます。また、ホスト側の名前付きパイプを使用することで、2 台の仮想マシンを直接接続するか、仮想マシンとホスト コンピュータ上のアプリケーションを接続することもできます。さらに、ポートまたは仮想シリアル ポート コンセントレータ (vSPC) URI を使用して、ネットワーク経由でシリアル ポートを接続することも可能です。

前提条件

  • アクセスするポートのメディア タイプ、vSPC 接続、および当てはまる可能性があるすべての条件を理解してください。vSphere の仮想マシン管理 を参照してください。
  • ネットワークを介してシリアル ポートを接続するには、ファイアウォールのルール セットを追加します。vSphere の仮想マシン管理 を参照してください。
  • 必要な権限:仮想マシン.構成.デバイスの追加または削除

    仮想マシンをパワーオフします。

手順

  1. VMware Host Client インベントリ内で [仮想マシン] をクリックします。
  2. リスト内の仮想マシンを右クリックし、ポップアップ メニューから [設定の編集] を選択します。
  3. [仮想ハードウェア] タブで、[その他のデバイスの追加] を選択し、[シリアル ポート] を選択します。
    シリアル ポートがハードウェア リストに表示されます。
  4. ハードウェア リスト内でシリアル ポートを展開し、アクセスするメディア ポートのタイプを選択します。
    オプション 説明
    出力ファイルを使用

    仮想シリアル ポートの出力を保存するホスト上のファイルの場所を参照します。

    物理シリアル ポートを使用

    ドロップダウン メニューからポートを選択します。

    名前付きパイプを使用
    1. [パイプ名] フィールドに、パイプの名前を入力します。
    2. パイプの [近端] および [遠端] をドロップダウン メニューから選択します。
    ネットワークの使用
    1. [方向] ドロップダウン メニューから、[サーバ] または [クライアント] を選択します。
    2. ポート URI を入力します。

      この URI は、仮想マシンのシリアル ポートの接続先となるシリアル ポートのリモート エンドになります。

    3. 1 つの IP アドレスですべての仮想マシンにアクセスする手段として vSPC を使用する場合は、[仮想シリアル ポート コンセントレータの使用] を選択して、vSPC URI の場所を入力します。
  5. (オプション) 仮想マシンのパワーオン時にパラレル ポート デバイスを接続しない場合は、[パワーオン時に接続] を選択解除します。
  6. [[保存]] をクリックします。

例: 認証パラメータを使用しないクライアントまたはサーバへのシリアル ポート ネットワーク接続の確立

vSPC を使用せず、シリアル ポートが接続されている仮想マシンを telnet://:12345 URI のサーバとして構成した場合、Linux または Windows オペレーティング システムから仮想マシンのシリアル ポートに接続できます。
telnet yourESXiServerIPAddress 12345
同様に、Linux システムのポート 23 ( telnet://yourLinuxBox:23) で Telnet サーバを稼動する場合、仮想マシンをクライアント URI として設定します。
telnet://yourLinuxBox:23
仮想マシンは、ポート 23 で Linux システムへの接続を開始します。