ESXi ホストのスキャンする LUN ID の範囲は、0 から 16,383 までです。ESXi は、16,383 より大きい LUN ID は無視します。設定可能な Disk.MaxLUN パラメータを使用して、スキャンされる LUN ID の範囲を管理します。パラメータのデフォルト値は 1024 です。

また、 Disk.MaxLUN パラメータは、SCSI ターゲットが REPORT_LUNS を使用した直接検出をサポートしていない場合に、SCSI スキャン コードが個々の INQUIRY コマンドを使用して検出を試みる LUN の数を指定します。

Disk.MaxLUN パラメータは、必要に応じて変更できます。たとえば使用している環境に、LUN ID が 1 から 100 の少数のストレージ デバイスがある場合は、値を 101 に設定します。その結果、REPORT_LUNS をサポートしていないターゲット上でデバイス検出スピードを上げることができます。この値を小さくすると、再スキャンの時間と起動時間を短縮できます。ただし、ストレージ デバイスを再スキャンする時間は、ストレージ システムのタイプや、ストレージ システムの負荷など、いくつかの要因によって異なる場合があります。

また、1023 より大きな LUN ID を環境内で使用しているときは、このパラメータの値を増やさなければならない場合があります。

手順

  1. VMware Host Client インベントリ内で [管理] をクリックし、[詳細設定] をクリックします。
  2. Disk.MaxLUN までスクロール ダウンします。
  3. Disk.MaxLUN を右クリックし、[編集オプション] をクリックします。
  4. 新しい値を入力し、[保存] をクリックします。
    SCSI スキャン コードは、入力した値より小さい ID の LUN をスキャンします。
    たとえば、0 ~ 100 の LUN ID を検出するには、 Disk.MaxLUN を 101 に設定してください。