VMware Host Client では、Mem.MemEagerZero 詳細オプションを使用して、仮想マシンおよびユーザー領域アプリケーションのページをゼロクリアする方法を決定できます。

仮想マシンおよびユーザー領域アプリケーションにページを割り当てるときに、すべてのページをゼロクリアするには、Mem.MemEagerZero を 1 に設定します。メモリが再利用されない場合は、この設定により、メモリ内の以前のコンテンツを保持したまま仮想マシンまたはユーザー領域アプリケーションから他のクライアントに情報を公開することができなくなります。

Mem.MemEagerZero を 1 に設定すると、ユーザー領域アプリケーションが終了したときに、ページがゼロクリアされます。仮想マシンでこのようなページがゼロクリアされるのは、次の場合です。
  • 仮想マシンがパワーオフ状態である。
  • 仮想マシンのページが移行される。
  • ESXi ホストで、仮想マシンのメモリが再利用される。
注: 仮想マシンの場合は、 sched.mem.eagerZero 詳細オプションを TRUE に設定することでこの動作を実現できます。

仮想マシンの詳細オプションの設定方法については、『vSphere リソース管理』ドキュメントを参照してください。

UserWorld メモリのゼロクリアを構成するには、次の手順を実行します。

手順

  1. VMware Host Client インベントリ内で [管理] をクリックし、[詳細設定] をクリックします。
  2. [検索] テキスト ボックスに「Mem.MemEagerZero」と入力し、[検索] アイコンをクリックします。
  3. Mem.MemEagerZero を右クリックし、ドロップダウン メニューで [オプションの編集] を選択します。
    [オプションの編集] ダイアログ ボックスが開きます。
  4. [新しい値]テキスト ボックスに新しい値を入力します。

    デフォルト値は 0 です。

  5. [保存] をクリックします。
  6. (オプション) キー設定をデフォルトにリセットするには、リスト内の該当するキーを右クリックし、[デフォルトにリセット] を選択します。