この手順は、クラスタ全体で共有されているにも関わらず論理的には ESXi ホストのローカルである SAN ブート LUN デバイスのコンプライアンス エラーを解決します。

このコンプライアンス エラーの発生を避けるには、リファレンス ホストからホスト プロファイルを抽出する前に、 [デバイスがクラスタ全体で共有されています] の値を [False] に設定します。この値は、 esxcli storage core device setconfig -d naa.xxxx --shared-clusterwide=false コマンドを使用して無効にすることができます。 naa.xxxx は、naa の形式で生成された一意のデバイス識別子です。

前提条件

リファレンス ホストからホスト プロファイルを抽出します。構成方法については、ホスト プロファイルの作成を参照してください。

手順

  1. [ホスト プロファイル] のメイン ビューに移動し、編集するホスト プロファイルを選択します。
  2. [設定] タブをクリックし、[プロファイルの編集] をクリックします。
  3. [ストレージ設定] > [プラグイン可能なストレージ アーキテクチャ (PSA) 構成] > [PSA デバイスの共有] > [ デバイスの名前 ] の順に選択します。
  4. チェック ボックスをオフにすることにより、ホスト プロファイルで [デバイスがクラスタ全体で共有されています] を無効にします。

    ターゲット ホストにホスト プロファイルを適用すると、リモート起動 LUN デバイスの起動デバイスの設定が、リファレンス ホストからターゲット ホストにコピーされます。

  5. (オプション)
  6. (オプション) [ストレージ設定] > [プラグイン可能なストレージ アーキテクチャ (PSA) 構成] > [ホストの起動デバイスの設定] の順に選択し、起動 LUN ID が正しくキャプチャされていることを確認します。
  7. 変更を有効にするには、リファレンス ホストに対してホスト プロファイルを修正します。
    ホスト プロファイルを再抽出する必要がある場合は(共有 SAN 起動 LUN をクラスタに接続する場合など)、以前に esxcli で構成したデバイスの [デバイスがクラスタ全体で共有されています] 設定を再構成する必要はありません。