vmx.log.rotateSize パラメータでは、個々の仮想マシンのログ記録で、新しいログ ファイルに切り替わるときのログ ファイルのサイズを指定します。このパラメータを vmx.log.keepOld パラメータと併用すると、重要なログ情報を失うことなく、許容可能なログ ファイル サイズを保証できます。

vmx.log.keepOld パラメータでは、最初のログ ファイルを上書きするまでに、ESXi ホストが保持する仮想マシンのログ ファイル インスタンスの数を設定します。 vmx.log.keepOld のデフォルト値は 10 です。これは、vMotion などの複雑な操作のログを記録するのに適切な数です。 vmx.log.rotateSize の値を変更するときは、この数を大幅に増やす必要があります。

この手順では、個々の仮想マシンで仮想マシンのローテーション サイズを変更する方法について説明します。

ホスト上のすべての仮想マシンのローテーション サイズを制限する場合は、/etc/vmware/config ファイルを編集します。vmx.log.KeepOld プロパティがファイルに定義されていない場合は、追加できます。PowerCLI スクリプトを使用すると、1 台のホストで選択されている仮想マシンについて、このパラメータを変更できます。

仮想マシンのログ ファイルだけでなく、すべてのログ ファイルに適用するには、log.rotateSize パラメータを使用できます。

vSphere Client または PowerCLI スクリプトを使用して、すべての仮想マシンの vmx.log.rotateSize の値を変更できます。

前提条件

仮想マシンをパワーオフします。

手順

  1. vSphere Client を使用して vCenter Server システムにログインし、仮想マシンを検索します。
    1. ナビゲータで、[仮想マシンおよびテンプレート] を選択します。
    2. 階層の中から仮想マシンを探します。
  2. 仮想マシンを右クリックし、[設定の編集] をクリックします。
  3. [仮想マシン オプション] を選択します。
  4. [詳細] をクリックして、[構成の編集...] をクリックします。
  5. ログ情報を新しいファイルに追加する前に、最大ファイル サイズに合わせて vmx.log.rotateSize パラメータを追加または編集します。

    あるいは、vmx.log.keepOld パラメータで指定されるより多くのログ ファイルがある場合は、最初のログ ファイルを追加または編集できます。

    サイズ(バイト)を指定します。
  6. [OK] をクリックします。