ESXi SNMP エージェントを使用して、仮想マシン通知と環境通知を管理システムに送信できます。

SNMP エージェントで SNMP v1/v2c 通知を送信するには、ターゲット(受信者)のユニキャスト アドレス、コミュニティ、およびオプションでポートを構成する必要があります。ポートを指定しない場合、デフォルトで、SNMP エージェントはターゲット管理システムの UDP ポート 162 にトラップを送信します。

SNMP v3 トラップを構成するには、「SNMP v3 ターゲットの構成」を参照してください。

ESXCLI を介して ESXCLI コマンドを実行する場合は、ターゲット ホストとログイン認証情報を指定する接続オプションを設定する必要があります。ESXi Shell を使用してホストで直接 ESXCLI コマンドを使用する場合は、接続オプションを指定せずにそのままコマンドを使用できます。接続オプションの詳細については、ESXCLI の概念と範例を参照してください。

前提条件

ESXCLI コマンドを使用して ESXi SNMP エージェントを構成します。ESXCLI の使用方法の詳細については、『ESXCLI スタート ガイド』を参照してください。

手順

  1. --targets オプションを指定して esxcli system snmp set コマンドを実行します。
    esxcli system snmp set --targets target_address@port/community
    ここで、 target_address はターゲット システムのアドレス、 port は通知の送信先のポート番号、および community はコミュニティ名です。

    このコマンドでターゲットを指定するたびに、指定した設定によって、以前指定された設定が上書きされます。複数のターゲットを指定するには、コンマで区切ります。

    たとえば、ターゲットの 192.0.2.1@163/westnoc および 2001:db8::1@163/eastnoc を構成する場合は、次のコマンドを実行します。
    esxcli system snmp set --targets 192.0.2.1@163/westnoc,2001:db8::1@163/eastnoc
  2. (オプション) ESXi SNMP エージェントが有効になっていない場合は、次のコマンドを実行します。
    esxcli system snmp set --enable true
  3. (オプション) esxcli system snmp test コマンドを実行して、エージェントが正しく構成されていることを確認するテスト トラップを送信します。
    エージェントは、構成されたターゲットに warmStart トラップを送信します。