明示的な輻輳通知 (ECN) を使用すると、TCP 送信者は転送速度を低減してパケット ドロップを回避することができます。ECN は RFC 3168 で指定されています。vSphere 7.0 以降では ECN がサポートされ、デフォルトで有効になっています。

esxcli コマンドを使用して、任意の netstack の ECN ステータスを取得できます。

手順

  1. ホストの ESXi Shell で、次のコマンドを使用します。
    esxcli network ip netstack set -N <NetStack-Name> --ecn=<str>
  2. ECN のステータスを設定できます。ESXi では、設定で次の値を使用できます。
    ... --ecn=<str> ECN のステータス(明示的な輻輳通知)。disabled:ECN 機能を完全に無効にする echo-only:ECN のエコーのみ、初期化しない enabled:ECN 機能を完全に有効にする
    このパラメータのデフォルト値は enabled です。このパラメータの値が enabled の場合、ESXi が ECN を使用することがあります。環境内のルーターまたはネットワーク アプライアンスが ECN ビットを含む IP パケットを正確に処理できない場合、ECN 機能は disabled に設定できます。