パススルー デバイスは、リソースをより効率よく使用するための手段を提供し、環境のパフォーマンスを高めます。vSphere Client で仮想マシンのパススルー PCI デバイスを構成できます。

バージョン 2.6.20 以前の Linux カーネルでパススルー デバイスを使用している場合は、MSI および MSI-X モードを使用しないでください。これらのモードにすると、パフォーマンスに重大な影響を及ぼします。

前提条件

パススルー ネットワーク デバイスが、仮想マシンのホスト上に構成されていることを確認します。ホストでのネットワーク デバイスのパススルーを有効にするを参照してください。

手順

  1. vSphere Clientで仮想マシンを探します。
    1. データセンター、フォルダ、クラスタ、リソース プール、またはホストを選択し、[仮想マシン] タブをクリックします。
    2. [仮想マシン] をクリックしてリスト内の仮想マシンをクリックします。
  2. 仮想マシンをパワーオフします。
  3. アクション メニューから [設定の編集] を選択します。
  4. 設定内容を表示するダイアログ ボックスで [仮想ハードウェア] タブを選択します。
  5. [メモリ] セクションを展開し、[制限][制限なし] に設定します。
  6. [新規デバイスを追加] ボタンをクリックして、[その他のデバイス] で [PCI デバイス] を選択します。
    [新規 PCI デバイス] ドロップダウン メニューが [仮想ハードウェア] タブのリストに追加されます。
  7. [新しい PCI デバイス] ドロップダウン メニューから、使用するパススルー デバイスを選択し、[OK] をクリックします。
  8. 仮想マシンをパワーオンします。

結果

仮想マシンに DirectPath I/O デバイスを追加すると、仮想マシンのメモリ サイズにメモリ予約の値が設定されます。